2023.06.26 Mon
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商学部と専修大学会計人会が連携
先輩たちが税理士の仕事を語る

20230626商学部入門ゼミ_TOPICS02▲消費税の仕組みを解説する藤本さん
商学部は、校友会の「専修大学会計人会」と連携し、会計士・税理士として活躍する卒業生をゲスト講師に招いた授業を行っている。
6月19日の「専修大学入門ゼミナール」では、会計学科の1年次生の四つのクラスが2教室に分かれ、税理士の藤本久也さん(平5院商修)と木村智子さん(平10商)から、実務に即した話を聞いた。

藤本さんは「消費税」をテーマに講演。日本における消費税の仕組みを解説した。加えて「消費税は、世界では付加価値税と呼ばれ、150カ国以上で採用されている」と説明し、各国の税率を紹介。学生たちは適切な消費税率についてグループで話し合った。
講義後半では、10月から始まるインボイス制度を取り上げ、「売り手・買い手ともに事務負担が増える」と今後の課題を指摘した。
木村さんは自身の経験を踏まえ、税理士の実務について語った。決算申告や記帳代行などの主業務に加えて、執筆や講演、学生を対象にした租税教育にも携わっていると話し、「税理士の仕事は机に向かうだけではない。やる気次第で活躍の幅は広がる」とアドバイスした。 また、「AIの普及により、データに基づく提案業務の重要性が高まる。お客さんとの会話を大事にしている」と仕事の心構えを語った。

会計士を目指しているという女子学生は、「試験勉強との向き合い方についての話も聞けて、モチベーションが高まった」と感想を述べた。
20230626商学部入門ゼミ_TOPICS03▲税理士の仕事内容を紹介する木村さん
20230626商学部入門ゼミ_TOPICS04▲グループワークでは適切な消費税率について話し合った

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