2023.04.24 Mon
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ドキュメンタリー映画『ハマのドン』 生田キャンパスで特別試写会
ジャーナリズム学科・松原特任教授が監督
文学部ジャーナリズム学科の松原文枝特任教授が監督を務めたドキュメンタリー映画『ハマのドン』が5月5日から全国公開される。それに先立ち、4月19日に生田キャンパスで特別試写会が開かれ、学生や教職員が鑑賞した。
放送学やメディア批評の授業を受け持つ松原特任教授は、「報道ステーション」(テレビ朝日系列)のディレクターやチーフプロデューサーなど、テレビ報道の分野で長年活躍している。
今回の映画は、国内外で数々の賞を受賞したドキュメンタリー作品「ハマのドン“最後の闘い”――博打は許さない――」(2022年放映)の劇場版。横浜へのカジノ誘致を阻止するために立ち上がった「ハマのドン」こと藤木幸夫氏に密着した。
強大な権力に対して、藤木氏や誘致反対派の市民はどう挑んだのか。決戦の場となった2021年夏の横浜市長選で、無名の新人を擁立して勝利するまでの2年間を、複数の関係者の証言とともに記録した。また、本作には戦後日本の時代背景、人や地域との結びつき、民主主義のあり方など、社会的なテーマがいくつも盛り込まれている。
上映後にあいさつに立った松原特任教授は、「今取材していることが後々どういう意味を持ってくるのか、分からないままにカメラを回し続けた」とドキュメンタリー制作の難しさに触れ、先入観や決めつけを排除して取材に臨む姿勢の大切さを語った。
試写を観た文学部3年次生は、「カジノ関係者の証言など、この問題に関して初めて知る話も多く、興味深かった」と感想を述べた。情報文化アーカイブについて学んでいるという文学部3年次生は、「過去の市長選と比べて得票数や得票率はどうだったのかなど、別の視点からも考えたい」と問題意識を新たにしていた。
試写会を終え、松原特任教授は「私たち一人一人の行動が社会をつくっていく。この映画が、政治について考え、さまざまなことに問題意識を持つきっかけになればうれしい」と語った。
放送学やメディア批評の授業を受け持つ松原特任教授は、「報道ステーション」(テレビ朝日系列)のディレクターやチーフプロデューサーなど、テレビ報道の分野で長年活躍している。
今回の映画は、国内外で数々の賞を受賞したドキュメンタリー作品「ハマのドン“最後の闘い”――博打は許さない――」(2022年放映)の劇場版。横浜へのカジノ誘致を阻止するために立ち上がった「ハマのドン」こと藤木幸夫氏に密着した。
強大な権力に対して、藤木氏や誘致反対派の市民はどう挑んだのか。決戦の場となった2021年夏の横浜市長選で、無名の新人を擁立して勝利するまでの2年間を、複数の関係者の証言とともに記録した。また、本作には戦後日本の時代背景、人や地域との結びつき、民主主義のあり方など、社会的なテーマがいくつも盛り込まれている。
上映後にあいさつに立った松原特任教授は、「今取材していることが後々どういう意味を持ってくるのか、分からないままにカメラを回し続けた」とドキュメンタリー制作の難しさに触れ、先入観や決めつけを排除して取材に臨む姿勢の大切さを語った。
試写を観た文学部3年次生は、「カジノ関係者の証言など、この問題に関して初めて知る話も多く、興味深かった」と感想を述べた。情報文化アーカイブについて学んでいるという文学部3年次生は、「過去の市長選と比べて得票数や得票率はどうだったのかなど、別の視点からも考えたい」と問題意識を新たにしていた。
試写会を終え、松原特任教授は「私たち一人一人の行動が社会をつくっていく。この映画が、政治について考え、さまざまなことに問題意識を持つきっかけになればうれしい」と語った。

