2023.03.03 Fri
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商学部・渡辺達朗教授 東京都の事業提案制度に採択
未来を担う子どもたちへの食品寄贈事業

20230303商学部・渡辺達朗教授 東京都の事業提案制度に採択▲小池都知事と渡辺教授
東京都が都内の大学研究者から事業提案を募集し、都の施策に反映させる事業提案制度に、商学部の渡辺達朗教授が立案した「子どもへの食品寄贈事業」が採択された。2023年度から3年間、実施される。

都は、都内の大学に集積されている知を施策に活用することを目的に、大学研究者による事業提案制度を行っており、今回は40件の提案があった。その中から、インターネット投票などで5件が選定され、2023年度予算案に反映された。
渡辺教授の提案は、日々の食事に苦労する子どもたちがいる一方で、やむなく捨てられる食品がある現状を鑑み、安心して食品が寄贈できる支援組織のネットワークやルールづくりを行う。具体的には、フードバンクや子ども食堂など寄贈を受ける側、企業や自治体など寄贈する側、双方への調査や実証実験などを行い、食品寄贈に関するガイドライン策定、官民連携による食品寄贈に関する認証機関の設置を目指す。

2月7日、都庁で感謝状贈呈式があり、小池百合子都知事から渡辺教授に感謝状が贈られた。

渡辺教授は「それぞれの組織や企業が持っている知見をまとめ、食品寄贈が持続可能な取り組みになるような仕組みやルールを作りたい」と話している。
20230303商学部・渡辺達朗教授 東京都の事業提案制度に採択_感謝状を受け取る渡辺教授02▲感謝状を受け取る渡辺教授

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