2022.12.23 Fri
ONLINETOPICS

ネットワーク情報学部「情報キャリアデザイン」
実務家からeスポーツ業界の動向と仕事学ぶ

20221223ネットワーク情報学部「情報キャリアデザイン」▲eスポーツの市場規模について説明する影澤さん

ネットワーク情報学部の小林隆教授と榮谷昭宏准教授が担当する「情報キャリアデザイン」では、学生が自らのキャリアを考えるうえで必要な知識やスキルを身につけることを目的に、さまざまな分野の最前線で活躍する実務家を招いている。

12月13日は、eスポーツを通じて地域活性化などに取り組む株式会社NTTe-Sports副社長の影澤潤一さんが、業界動向や仕事内容についてオンラインで講義した。
eスポーツは市場拡大が続いており、また、年齢、性別、障がいの有無を問わず楽しめるため、ダイバーシティー(多様性)の観点からも大きな注目を集めている。影澤さんは「ゲーム業界以外からの進出も増えており、町おこしや若者誘致に活用する自治体も多い」と説明。持続的成長の必須条件として「ファンコミュニティ」と「イベント」の重要性を指摘した。

後半は、NTTe-Sports社の事業内容を事例とともに紹介。自身のこれまでの歩みを振り返り、「壁に直面したときに、乗り越えて進みたいと思える道こそが本当に好きなもの。自身の『好き』に全力で向き合ってください」と語りかけた。

学生の関心は高く、質疑応答の時間には多くの質問が寄せられた。「eスポーツにおいて重要なテクノロジーは何か」という問いに、影澤さんは「オンラインで楽しめるのが特徴であり、物理的距離を通信の力でいかに縮められるかが重要」と回答。業界への就職を考えているという学生に対しては「新卒で直接eスポーツ企業を目指すより、まずはイベントやエンタメ関連企業で経験を積むのも良いのでは」などとアドバイスしていた。

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