2022.12.15 Thu
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狛江市スポーツ推進講演会
「近代スポーツの先駆者達 ―箱根駅伝と金栗四三―」開催

20221215狛江市スポーツ講演会_多くの市民らが出席▲多くの市民らが出席
狛江市スポーツ推進講演会2022「近代スポーツの先駆者達 ――箱根駅伝と金栗四三――」(主催:狛江市教育委員会、後援:専修大学スポーツ研究所)が12月4日、狛江市中央公民館で開かれた。ネットワーク情報学部の佐竹弘靖教授が講師を務め、市民ら約50人を前に、日本マラソンの父であり、箱根駅伝の発案者でもある金栗四三の生涯と、近代スポーツ界に与えた影響を語った。

講演会では「日本スポーツ界の黎明の鐘」となった金栗四三の生い立ちから92歳で亡くなるまでの逸話を、当時の写真をふんだんに使って紹介。「金栗四三は未来の日本人の活躍を期待して、箱根駅伝の創設や関東女子体育連盟の結成など現在につながる取り組みを行っていた」とまとめた。

箱根駅伝の誕生についても語り、「今回で99回目を数える歴史ある大会。第1回は早稲田、慶応、明治、東京高師(現・筑波)の4大学が出場した。ユニホームからもその歴史を知ることができ、戦前から出場している伝統校の多くは専大のSマークのようにアルファベット一文字、戦後に出場した大学は漢字やローマ字表記の大学名が記されている」と話すなど、正月の箱根駅伝を楽しむためのこぼれ話も紹介した。
20221215狛江市スポーツ講演会_金栗四三の足跡を熱く語った佐竹教授▲金栗四三の足跡を熱く語った佐竹教授
最後に「スポーツには、『見る』『する』『読む』『聞く』『支える』といった分野がある。そのほかにも先人の足跡や功績を追い、なぜ今に引き継がれているのかなど、『知る』という観点からスポーツを楽しむきっかけにしてほしい」と語った。

会場には、専修大学が所有する金栗四三直筆の色紙のほか、専修大学陸上競技部のユニホームや選手が使用するシューズなども展示され、来場者は興味深く見学していた。
20221215狛江市スポーツ講演会_本学所蔵の金栗四三の色紙▲本学所蔵の金栗四三の色紙.



20221215狛江市スポーツ講演会_最新の軽量シューズに驚く参加者▲最新の軽量シューズに驚く参加者

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