2022.12.08 Thu
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教育学会 設立70周年祝う
日髙総長が記念講演 7氏に感謝状贈呈

20221123教育学会_記念撮影▲記念撮影
小中高校をはじめとした教育に携わる卒業生の会「専修大学教育学会」の設立70周年記念大会が11月23日、神田キャンパスで開かれた。会員と準会員である教職課程を履修する在学生ら約250人が出席し、節目を祝った。
20221123教育学会-日髙総長による記念講演▲日髙総長による記念講演

一昨年は中止、昨年はオンライン開催で、3年ぶりに対面開催となった。日髙義博総長による記念講演や現職教員3氏による研究発表などが行われたほか、定期総会では会の発展に尽力した7氏に、会長である佐々木重人学長から感謝状が贈られた。

感謝状が贈られたのは、伊藤雅夫氏(昭54経済)▽長船孝明氏(昭53商)▽䕃山雅博氏(昭48文)▽神山安弘氏(昭49文)▽齋藤博志氏(昭54文)▽錦織政晴氏(昭55院文修)▽船山裕幸氏(昭53法)。

記念講演のテーマは「道徳・倫理の実相と教育―新渡戸稲造『武士道』を紐解く―」。日髙総長は、自己の留学体験や刑法学者としての考え方などを踏まえつつ、新渡戸がベルギーの法学者に、「宗教なしで道徳の教育ができるのか」と問われたことに対する答えが、「道徳体系としての武士道」であったと解説。「道徳は、家庭や学校などの学びや経験したことと共に、行動を通して自己の価値項目として蓄積され、『個』の確立を図るもの。経験智のない今、時代に合った指導方法を考えてほしい」とまとめた。

定期総会では佐々木学長が「教育学会は専大卒業生の先生方が現場の問題意識を共有する貴重な場」とあいさつ。松木健一理事長は「教育の在り方が変わってきているなか、本学としては人間教育を忘れてはならない」と話した。
20221123教育学会_定期総会であいさつする佐々木学長▲定期総会であいさつする佐々木学長
20221206教育学会_感謝状贈呈▲感謝状贈呈
20221123教育学会_講演に耳を傾ける参加者▲教職課程を履修する在学生
20221123教育学会_研究会後に行われたミニシンポジウム▲研究会後に行われたミニシンポジウム
20221123教育学会_研究会で発表する長田進さん(平17法)▲研究会で発表する長田進さん(平17法)
20221123教育学会_研究会で発表する武田美樹さん(平15文)▲研究会で発表する武田美樹さん(平15文)
20221123教育学会_研究会で発表する岸本一真さん(令3法)▲研究会で発表する岸本一真さん(令3法)

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