2022.12.08 Thu
ONLINETOPICS
教育学会 設立70周年祝う
日髙総長が記念講演 7氏に感謝状贈呈


一昨年は中止、昨年はオンライン開催で、3年ぶりに対面開催となった。日髙義博総長による記念講演や現職教員3氏による研究発表などが行われたほか、定期総会では会の発展に尽力した7氏に、会長である佐々木重人学長から感謝状が贈られた。
感謝状が贈られたのは、伊藤雅夫氏(昭54経済)▽長船孝明氏(昭53商)▽䕃山雅博氏(昭48文)▽神山安弘氏(昭49文)▽齋藤博志氏(昭54文)▽錦織政晴氏(昭55院文修)▽船山裕幸氏(昭53法)。
記念講演のテーマは「道徳・倫理の実相と教育―新渡戸稲造『武士道』を紐解く―」。日髙総長は、自己の留学体験や刑法学者としての考え方などを踏まえつつ、新渡戸がベルギーの法学者に、「宗教なしで道徳の教育ができるのか」と問われたことに対する答えが、「道徳体系としての武士道」であったと解説。「道徳は、家庭や学校などの学びや経験したことと共に、行動を通して自己の価値項目として蓄積され、『個』の確立を図るもの。経験智のない今、時代に合った指導方法を考えてほしい」とまとめた。
定期総会では佐々木学長が「教育学会は専大卒業生の先生方が現場の問題意識を共有する貴重な場」とあいさつ。松木健一理事長は「教育の在り方が変わってきているなか、本学としては人間教育を忘れてはならない」と話した。






