2022.11.16 Wed
ONLINETOPICS
文学部・小山内ゼミ 創作ミュージカルを上演
3年ぶりに観客の前で熱演披露


演劇の分析手法などを学ぶ小山内ゼミでは、演劇への理解を深めるために、ゼミ生が作、演出、出演、スタッフのすべてを担うオリジナル作品を毎年上演している。今作の初演は2019年で、脚本の内田里奈さん(令2卒)と作詞の矢内有紗さん(令3卒)は現在、演劇界で活躍している。今回、現ゼミ生が独自のアレンジを加え、3年ぶりに再演した。
物語は、エイプリル・フール前日に旅先で出会った女子4人のたわいない“ガールズトーク”を中心に展開される。4人の口から次々と語られる「本当のような嘘」と「嘘のような本当」。時にコミカルに、時に不穏な空気を漂わせながら張り巡らされていく伏線がどのように回収されるのか、そしてそれぞれが隠してきた辛い過去や偽りの自分とどのように向き合うのかが見どころだ。
物語は、エイプリル・フール前日に旅先で出会った女子4人のたわいない“ガールズトーク”を中心に展開される。4人の口から次々と語られる「本当のような嘘」と「嘘のような本当」。時にコミカルに、時に不穏な空気を漂わせながら張り巡らされていく伏線がどのように回収されるのか、そしてそれぞれが隠してきた辛い過去や偽りの自分とどのように向き合うのかが見どころだ。
演出を手がけた後藤咲子さん(3年次)は、「コロナ禍でマスクを着けながらの練習は互いの表情が見えず大変だったが、役者、歌唱ともに経験者が多く、質の高い作品に仕上がった。今年はピアノ、フルート、ドラムスの生演奏も加わり、観客の皆さんには演劇のリアルさを楽しんでもらえたと思う」と手応えを感じている。
メインキャストの一人で、終盤の長セリフを堂々と演じたゼミ長の江見琴虹さん(3年次)は、「後輩たちと一緒に最高の公演ができた」と充実の表情を見せた。


公演は3年ぶりに観客を入れて行われた。会場には演劇好きの学生や教職員などが足を運び、先の読めないミステリー仕立ての物語を楽しんだ。カーテンコールでは、全力で歌い、演じきったゼミ生たちに惜しみない拍手が送られた。
小山内教授は「本番が一番出来が良かった。どんでん返しのある面白いストーリーを、うまく表現できたと思う。特に今年は歌唱力が高かったので、観客の皆さんにも楽しんでもらえたのではないでしょうか」と話している。