2022.07.28 Thu
ONLINETOPICS
経済学部・飯沼健子ゼミ
「SDGsよこはまCITY夏」で大学生にできる取り組みを提案


同イベントは、国際協力や多文化共生の継続的な推進を目的に年数回開催され、今回は約20団体が参加。発展途上国の開発や経済などについて学ぶ飯沼ゼミは、「S(専修)D(大学)G(学生)s ~これでよいのか大学生たちよ」と題した発表を生田キャンパスからライブ配信した。
普段のゼミ活動を通じて「身の周りの出来事と海外で起きている出来事はつながっている」と感じた学生たちは、海洋ゴミ、ファストファッション、レジ袋など身近な6テーマを設定。チームごとにデータを収集・分析して得た気づきや提案を、「小さな行動の積み重ねが社会を変える」というメッセージとともに発信した。
食品ロス削減をテーマにしたチームは、発生原因である「食べ残し」に着目し、「専大の学食では注文時にご飯やおかずの量を減らしてもらえるので活用してほしい」と呼び掛けた。水資源をテーマにしたチームは、日本の一人当たりの生活用水使用量が世界で二番目に多いと指摘。水資源を守るためには「食器を水洗いする前に油汚れを取り除いたり、日常生活のなかで節水を心がけたり、一人一人の意識が大切」と訴えた。
ゼミ長の髙橋俊亮さん(3年次)は、「コンテンツを発信する側になることで、SDGsの問題に対してより主体的に取り組むことができた」と話した。




今回の飯沼ゼミの参加は、ゼミのOBで、現在はイベントの主催団体の一つ、横浜NGOネットワークでコーディネーターを務める田中琉希也さん(令4経済)が「コロナ禍の2年間を耐え忍んだ4年次生にゼミらしい活動を経験してほしい」と提案し、実現した。
4年次生の森田嶺さんは、「発表本番に向け、ゼミ生全員が学年の垣根を超えて一丸となって取り組んできた。対面でのグループワークは活気にあふれ、最終年度でようやくゼミらしい活動ができて楽しかった。飯沼先生や田中さんに感謝したい」と語った。