2022.01.17 Mon
ONLINETOPICS
学外ビジコンで商学部・石川和男ゼミの2チームが入賞
未来志向のアイデアを発表

同コンテストは、(株)メンバーズ主催で5回目。学生によるCSVアイデア(社会課題をビジネスで解決する事業企画やプロモーション施策)の提案を通じて、持続可能な社会の実現を目指すことを目的に開かれている。全国の大学から48チームが出場し、大手企業3社が提示するテーマに沿ったアイデアを提案。予選を突破した9チームが12月11日に開催された本選に臨んだ。
メンバーズ賞を受賞した岩瀬晃一さん、中島春花さん、本多雛乃さん、宮岡健太さんは、良品計画の「2030年、日本の“土”の質と価値を2倍にするには?」というテーマに挑戦した。
「面白そうなテーマ」と感じて取り組み始めたものの、アイデア出しの段階で作業は難航した。石川教授からアドバイスを受けつつ議論を重ね、方向性が定まったのは締め切りの2日前。そこから急ピッチで提出物を仕上げた。リーダーの岩瀬さんは「大変だったが、試行錯誤したことで自信作に仕上がった」と笑顔で振り返る。
4人が着目したのは、土壌に生息し、有機物を分解して電気をつくる特性を持つ「発電菌」。発電菌の認知度を高め、店舗や公共交通機関での実用化策などを提案。その先の未来やSDGsを見据えたアイデアも盛り込んだ。
発電菌については実際に土を採取して電圧を測るなどの実験も行った。「実験は苦手意識があったが、チャレンジしたことで多くの気づきが得られた」と話すのは本多さん。中島さんは「活動を通じて、環境問題を自分の問題として考えることができた」と手応えを感じている。
企業賞を受賞したのは、千石義洸さん、加藤志織さん、加藤市紋さん、菊地原彩希さんの4人。三井住友カードの「もし、世の中から現金が無くなったら?」というテーマに対して、同社のリソースを活用しつつ社会全体でメリットを共有できるアイデアを提案し、高評価を得た。
リーダーを務めた千石さんは「複数の課題を同時に解決する複合的思考を身につけることができた」と収穫を語った。
