2021.11.10 Wed
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文学部・小山内ゼミ 創作ミュージカルを上演
11月13日、14日にオンライン配信

_8502669▲小山内教授(後列中央)とゼミ生たち
文学部日本文学文化学科の小山内ゼミ(31人)が11月9日、生田キャンパスのラーニングシアター201で創作ミュージカル『異星のボチボッチ』を上演した。
作・演出をゼミ生の中村杏さん(3年次)、作詞を森田美南さん(3年次)が手掛けたほか、キャスト、歌唱、スタッフはすべてゼミ生で担当し、劇中歌は小山内伸教授が作曲した。
_8502549▲オリジナル曲を歌う学生たち
物語の舞台は、自然豊かで水脈に恵まれた町・アイディス。墓守の跡継ぎの少年・ベインは、町に不時着した空挺旅団の少女・アートリーと出会う。「死神(心の影)」「影踏み鬼」「思い出の残像」といった寓意的な設定を用いて、臆病で孤独だった少年が自分の弱さと向き合い、成長する姿を巧みに表現した。
作品には「自分を愛せない人間に、人を愛することはできない」というメッセージも込められている。
コロナ禍でさまざまな制約があるなか、3回の全体練習をこなして上演に臨んだ。
ベイン役の有村薫さん(3年次)とアートリー役の江見琴虹さん(2年次)は、最初はセリフの多さに不安を感じていたが、本番では堂々とした演技を披露。観客から大きな拍手が送られた。
歌唱指導を担当したゼミ長の板倉日菜さん(3年次)は、「直前まで最終調整に追われたが、無事上演を終えられてほっとしている」と安どの表情。作・演出を手がけた中村さんは「みんなで力を合わせて作品を完成させることができた。人と人が関わって作り上げる演劇の素晴らしさを改めて実感した」と、上演を振り返った。
_8502556▲ベイン役の有村さん(右)とアートリー役の江見さん
小山内ゼミでは、演劇評論家としても活躍する小山内教授の指導のもと、演劇の分析手法などを学んでいる。ゼミ生には演劇好きが多く、「芝居づくりを経験したい」という声があがり、2018年からオリジナル作品を毎年上演している。
小山内教授は、難易度の高い作品に挑戦した学生たちの努力を労うとともに、「『演劇がしたい』とゼミに入ってくる学生が増え、作品のレベルは年々上がっている」と話した。
_8502663(加工)▲上演後、あいさつする作・演出の中村さん
今回の創作ミュージカルは下記日程でzoom配信する。
【日時】
11月13日(土)19:00~
11月14日(日)11:00~
【URL】
https://zoom.us/j/8974051210?pwd=aXlaZjh6cDEzYThNRUl1cG9WS3Z0UT09

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