2021.08.13 Fri
弓道TOPICS

弓道「第69回全日本学生選手権大会」男子 初優勝の快挙達成

弓道2

2021年8月12日、名古屋市の日本ガイシホールで行われた全日本学生弓道選手権大会で弓道部男子が、団体戦で並み居る強豪校を退けて初優勝。1929年の創部以来、初の大学日本一という快挙を達成した。また、女子もベスト8進出の好成績を残しました。


「第69回全日本学生選手権大会(2021.8.11~12  愛知 日本ガイシホール)」

 東京都地区リーグ戦では3部に所属する男子だが、6、7月に全国各地で行われた予選会を15位タイで突破。8月4、5日に行われた全関東学生弓道選手権大会で団体4位と手応えをつかんで今大会に臨んだ。 全日本学生選手権は各校5選手が4射ずつ放ち、的中数を競う。専大からは、川上航生(経済3・金井高)、田中龍之介(商3・穂高商高)、光未幾多(文3・湘南工科大附高)、島歩夢(文2・茨城高)、細川蒼生(法1・藤枝東高)の5人が出場した。

 「弓道場ではなく、アリーナという環境で弓を引くことに緊張した」と光末が話すように、不安定な滑り出しだった。しかし、試合を重ねるごとに精度を高め、強豪校との接戦を制した。迎えた筑波大との決勝戦は、17-17の同点で、さらに10射を競う同中競射へ。部員たちはここ一番で抜群の集中力を発揮し、9連続的中で優勝の栄冠を勝ち取った。
 川上は「自分の前に立った4人の姿はとても頼もしく、試合中の不安はなかった」と話す。合計的中数がものを言う団体は、僅差の決着が多く、個の力では勝ち抜くことが難しい。今大会も競り合う場面が何度もあったが、「僅差の勝負に持ち込むことができたことが今までとは違っていた」と大会を振り返った。
大学日本一の実績を自信に変え、次の目標は2部昇格だ。
                                                               (専大スポーツ編集部 塩澤京夏・文3)

男子最終成績 団体優勝(初)

試 合  成 績  対戦相手  
1回戦 15ー9  東京大学
2回戦 16-15 日本大学
3回戦 18-17 法政大学
準決勝 17-15 新潟大学
決 勝 17-17 筑波大学
    (9-7)
女子最終成績  団体ベスト8

試 合  成 績  対戦相手
1回戦  7-7  桜美林大学
    (4-3)
2回戦  8-6  関西学院大学
3回戦  9-6  関西大学
1629875575746
弓道女子2
「第52回全日本学生遠的選手権大会(2021.8.13 愛知 愛知県武道館)」
男女ともに入賞者なし

※弓道部は、昭和4(1929)年に同好会としてスタート。翌5年日本学生弓道連盟発足と同時に加盟。女子が加わったのはそれから34年後の昭和39(1963)年。