2020.12.18 Fri
ONLINETOPICS
商学部・石川和男ゼミ 企業賞を受賞
CSVビジネスアイデアコンテスト

同コンテストはデジタルマーケティング支援事業を手掛ける(株)メンバーズの主催で4回目。持続可能な社会の実現に向けて、企業が提示したテーマに対し、大学生がCSV(=社会課題をビジネスで解決する事業やプロモーション)ビジネスアイデアを提案した。全国の大学から45組の応募があり、9組が10月10日に開催されたオンラインでの本選に進んだ。
石川ゼミの陸蓮さん、渡辺優芽さん、由里海晟さん、今村優乃さんは、学習塾を運営する湘南ゼミナールの「100年後の未来をつくる教育」に挑戦した。
最初はテーマが大きすぎて、アイデアがまとまらなかったというが、メンバーで話し合ったり、アメリカのBLM運動のニュースを見たりするなかで「人種差別を解決して多民族共生社会をつくる」という案にたどりついた。「100年後の社会は日本人だけではないだろう。人種差別はよその国の問題ではない。多民族共生社会をつくるためには教育が重要」と陸さんは話す。
そこからビジネスに結び付けるため、遊びを中心としたコミュニケーションと、日本人と外国人の未就学児を対象にした日本語教育を柱にアクションプランを展開した。渡辺さんは「ビジネスによって多様な文化や価値観を受け入れる社会をつくることができたら」と語る。
テーマに挑むなかで「知ってはいたけれど、ちゃんと考えてこなかったさまざまな問題を知ることができた」(今村さん)という。理想の未来をつくる難しさと同時に、由里さんは「社会課題を解決するには幼児期の教育が重要」だと気づいた。
メンバーは受賞を喜ぶと同時に、「コンテストをきっかけに、自分自身がよりよい未来を創るアクションを実行していきたい」と今後の活動に意欲を示している。