2020.12.08 Tue
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ベンチャービジネスコンテスト 西岡さん(商4)が鳳賞

20201204ベンチャービジネスコンテスト-出場者、審査委員で記念撮影▲出場者、審査委員で記念撮影
第19回専大ベンチャービジネスコンテストのプレゼンテーション大会が11月28日、神田キャンパス10号館の黒門ホールで開かれ、最優秀賞にあたる鳳賞に西岡貴史さん(商4)が選ばれた。
20201204ベンチャービジネスコンテスト--制作した「宿ふぁん」の画面を表示しながら熱くプランを説明する西岡さん▲制作した「宿ふぁん」の画面を表示しながら
熱くプランを説明する西岡さん     

今回は26組が応募し、書類審査と事前プレゼン審査を通過した10組が本選に臨んだ。出場者は、本学OBの起業家や起業支援の専門家など14人の審査員に渾身のビジネスプランを披露した。

鳳賞の西岡さんは、宿の魅力を手軽に発信できるプラットフォーム「宿ふぁん」を提案した。ターゲットはSNSプロモーションに課題を抱える中小規模の宿泊施設で、ITが苦手な宿泊施設でもサービスを利用できるように、シンプルな設計にするなど使いやすさにこだわった。
最大の特徴は、同じ趣味・嗜好のフォロワーを多く持つマイクロインフルエンサーを情報発信の担い手として活用する点。「特定分野で影響力と共感力のバランスに優れ、効果的なプロモーションが行える。苦境に立つ宿泊施設に光を当て、宿のファンづくりを通じて日本の観光を盛り上げたい」とアピールした。
昨年度のベンチャービジネスコンテストで入賞したものの、「行動力が欠けていた」と分析。その反省を踏まえて今回は、全国120軒以上の宿に足を運びインタビュー調査を行った。2年越しの鳳賞受賞を「自分の足で集めた“現場の声”がプランの説得力を高め、結果につながった」と喜ぶとともに、来年挑戦する後輩たちには「『Learning by doing(行動しながら学ぶこと)』が大切」とアドバイスする。

そのほか、伝統工芸品の販路拡大を後押しするプランを提案した白石亮さん(経営3)のチームが優秀賞を、新しい切り口の「シェアハウス紹介アプリケーション」を考案した川上拓朗さん(ネット情報2)のチームが育友会長特別賞を受賞した。
20201204ベンチャービジネスコンテスト-一部に工芸品をあしらったYシャツの試作品を披露する白石チーム(優秀賞)
▲デザインしたYシャツを披露する優秀賞の白石チーム
   
20201204ベンチャービジネスコンテスト-育友会長特別賞を受賞した川上チームのプレゼン▲育友会長特別賞を受賞した川上チームのプレゼン
20201204ベンチャービジネスコンテスト-賞金を受け取り、笑顔の西岡さん(右)▲賞金を受け取る西岡さん(右)と遠山浩キャリア教育企画室長

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