2020.11.13 Fri
ONLINETOPICS
公開シンポジウム
コロナ禍での食と暮らしを考える

専修大学と一般社団法人サスティナブルフードチェーン協議会(SFA)が、東京都環境局と連携し主催した公開シンポジウム「コロナ禍のもとでの私たちの暮らしと食生活」が11月11日、オンラインで開かれた。お笑い芸人でごみ清掃員でもあるマシンガンズの滝沢秀一さんと有識者2氏が、SDGsの観点から「食」を取り巻く課題について意見を交わした。シンポジウムに先立ち、東京都環境局による環境学習講座「ごみ収集の現場で見た食品ロス」と題した滝沢さんによる講演も行われ、ともに商学部の渡辺達朗教授が司会を務めた。

シンポジウムでは、滝沢さんがコロナ禍でのごみ事情を明かし、「非日常のなかで日常のありがたみが浮き彫りになった」と話したのに続き、食品卸大手の国分グループ本社サステナビリティ推進課の平賀織江氏が登場。「流通の効率化を推進し、新たな価値を創造することが食品卸売業の役割」と述べ、通常の流通には乗らない完熟したカボスを活用し、新商品開発に結びつけた自社の取り組みなどを紹介した。
愛知工業大学教授でSFAの代表理事を務める小林富雄氏は、ポストコロナ社会の食品ロス対策としてフードサプライチェーンの質的需給調整について言及。学校給食における食品ロスの問題にも触れ、食事時間を長く確保することで食べ残しが減った京都の小学校の事例を紹介した。
シンポジウム終了後には、渡辺ゼミとSFAが共同して構築している、食とサステナビリティに関するオンラインコミュニティプラットフォーム「ハニコミ」の内容説明が行われた。渡辺ゼミのレシピチームは、廃棄されがちな野菜を使った料理レシピ配信の取り組みを、カレーチームは農家と神田周辺の有名カレー店をつなぐ取り組みをそれぞれ発表した。
シンポジウム終了後には、渡辺ゼミとSFAが共同して構築している、食とサステナビリティに関するオンラインコミュニティプラットフォーム「ハニコミ」の内容説明が行われた。渡辺ゼミのレシピチームは、廃棄されがちな野菜を使った料理レシピ配信の取り組みを、カレーチームは農家と神田周辺の有名カレー店をつなぐ取り組みをそれぞれ発表した。

第1部
https://youtu.be/_Eo4y3ZQFL8(12月11日までの限定公開)
第2部
https://youtu.be/rLTtVqX7XLg

