2020.11.04 Wed
ONLINETOPICS
専修大学創立140周年・商学部神田移転記念事業
神田神保町と新たな一歩 オンラインイベント開催

専修大学創立140周年と商学部の神田キャンパス移転を記念したオンラインイベント「神田神保町の魅力――コロナ禍からの再出発――」が10月31日に行われた。学生や地元の事業者らによる神保町にまつわるさまざまな報告から、まちの魅力を再確認するとともに、コロナ禍の現状を乗り越える方策を展望した。
このイベントは千代田区の後援で、専修大学におけるSDGsの取り組みの一環。
このイベントは千代田区の後援で、専修大学におけるSDGsの取り組みの一環。

本学大学史資料室の瀬戸口龍一室長が神保町と本学とのかかわりを解説したのに続き、地域での活動に取り組んでいる商学部・渡辺達朗ゼミ生が登場。渡辺ゼミでは移転前から神田キャンパス周辺エリアの活性化にかかわる取り組みを行なっており、靖国通り商店街連合会サポーター飲食店応援チームと古書店街応援プロジェクトの2グループが報告した。両グループは、まちを盛り上げるために大学生にできることを考え、店舗への取材を通して見つけた魅力などを、SNSで発信している。「SNSを見た人が神保町を身近に感じられるような情報を、今後も継続して発信していきたい」と述べた。
リレートークには、髙山肇氏(千代田区商店街連合会会長)、矢口哲也氏(神田古書店連盟会長)、稲垣秀明氏(靖国通り商店街連合会会長)、傅健興氏(株式会社新世界会長)、望月正氏(神田神保町三丁目町会長)と、本学から佐々木重人学長と瀬戸口室長が参加。進行は渡辺達朗商学部長が務めた。
矢口氏は、今年は実施できなかった神田古本まつりに代わってオンラインで開催したバーチャル特選古書即売展を紹介し、「家にいながら神保町を楽しんでもらえるような、新しい形を模索している」と語った。神保町で老舗中華料理店を営む傅氏は「渡辺ゼミの飲食店応援の取り組みは非常に心強い。神保町は文化の香りがするまちで、路地裏に魅力が眠っている。今度はそこを掘り下げてみてほしい」と学生の活動に期待を寄せた。
佐々木学長は中学時代から始まる神保町の思い出を交えながら、「神保町は、本や食など、さまざまな分野の聖地」として、「まちと学生がつながることが重要。専修大学も神保町の一部として、ともに歩んでいく」と語った。

イベントは、神田10号館1階のSENDAI Kaffeeで開催され、YouTubeで配信。https://youtu.be/COEGijkzpZgで、アーカイブ配信している。
【統合版】専修大学創立140周年・商学部神田移転記念事業 神田神保町オンラインイベント「神田神保町の魅力-コロナ禍からの再出発-」


