2016.06.28 Tue
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ネットワーク情報学部渡部プロジェクトがCGアニメコンテスト日本予選突破!

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ネットワーク情報学部渡部健司プロジェクト3年次生がCG(コンピューターグラフィックス)アニメーションコンテストに挑戦、1チームが5月末に行われた国内予選を勝ち抜き、8月末に台湾で行われる本選に初出場することになった。指導に当たった渡部特任教授に大会について寄稿してもらった。
「ASIAGRAPH Reallusion Award」という名のコンテストは2013年スタート。提示されたお題に対し、48時間で一本の作品を完成させなくてはなりません。CGソフトを使うので簡単にアニメーションが作れる半面、ストーリー性や演出効果などが重視されます。国内予選には渡部プロジェクトから3人ずつ4チームが参加しました。
メンバーは皆CG初心者。もちろんコンテストに出るのも初めてで、春休み中から勉強会を行い、映像の作り方を学んできました。
予選会当日に発表されたお題は「夢」。
予選を通過した”Big High Sea”チームは「未来予知」というタイトルの2分10秒の作品を作り上げました。メンバーは高津戸広樹さん、大川翔生さん、木原海さんの3人です。
3人に話を聞いてみましょう。

――どのような準備をして臨みましたか

「予選の2カ月くらい前から準備をしました。企画テーマの立案、シナリオ、プロット、絵コンテなど本物の映画制作と同様の作業を行いながら、CGソフトのレクチャーを受け、企画からアニメーション制作、編集までを短期間でこなせるように頑張りました」

――予選本番、48時間という時間はどうでしたか?

「今までの授業で行ってきた課題や宿題は、家に帰って落ち着いた状況の中でやれましたが、今回のコンテストは帰ることもできないので、そういう意味では本当に逃げ場がありませんでした。コンテストは都内の大学で行われ夕方6時スタート。食堂ラウンジで支給された寝袋で仮眠を取るという初めての経験をしました」

――台湾で開催される本選への意気込みをどうぞ

「本選ではアジア圏の大学や専門学校100校以上300超のチームから選抜された20チームが戦います。映像やアートを学んでいるハイレベルの学生たちと交流して、たくさんのことを勉強したいです。本選までの2カ月、もっとスキルアップして、体力、精神力もつけたいと思います」

――ぜひ頑張ってください

「ありがとうございます」
本選大会は8月23~25日、台北市内で行われます。
健闘を祈ります。
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長年に渡りTV-CM、PV、映画、番組タイトルなどのCG、VFX(視覚効果)業界で企画プロデュース、演出などを行う。1997年よりウルトラマンの映画、テレビシリーズに参加。
2010年専修大学非常勤講師、2012年東京工科大学特任准教授、2016年専修大学特任教授。プロジェクト「デジキャン!」では大学生にとって必要な知を考え、情報の収集、整理、分析、考察を行い、最終的に分かりやすい映像コンテンツの制作を目標にしている。

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