2016.11.04 Fri
ONLINETOPICS
伊調馨さんら五輪・パラリンピックを語る ―スポーツ研究所シンポジウムに700人―
スポーツ研究所シンポジウムに700人
公開シンポジウム「オリンピック・パラリンピックのレガシー リオ2016から東京2020へ」が10月27日、生田キャンパスで開かれ、女子レスリング五輪4連覇、国民栄誉賞を受賞した伊調馨選手らの熱い議論に、約700人が聞き入った。鈴木大地スポーツ庁長官(1988年ソウル五輪水泳100メートル背泳ぎ金メダリスト)が基調講演。「日本が金メダルを増やすためには、体格を気にせず世界と戦える競技を強化する必要がある」と語った。
シンポジウムは伊調選手、リオパラリンピック陸上男子走り幅跳び銀メダルの山本篤選手、本学OBの馳浩前文部科学大臣(84年ロス五輪レスリング代表)らが加わり、佐藤満経営学部教授(ソウル五輪男子レスリング金メダリスト)の司会で進行した。
伊調選手は自身のリオ五輪決勝を「もっといいレスリングができたはず。試合内容は今も悔しい」と振り返ったが、東京五輪を目指すかどうかは「ゆっくり考えたい」と話した。
山本選手は「パラリンピックの記録は伸びており、今後高い技術の指導者が必要」と話した。またリオで優勝したライバル選手から「次は金を」と激励されたことを明かし、4年後への意欲を示した。馳前大臣は、両選手に「いずれは大学院で専門知識を学び、指導者になって」と激励した。
▲東京大会への思いを語る山本氏、伊調氏、鈴木氏、馳氏、佐藤教授(右から)
▲シンポジストを囲んで記念撮影