2020.06.03 Wed
ONLINETOPICS
「学長伝書鳩」No.4

5月25日、政府が新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言を解除したのに続き、神奈川県では大学に対する休業要請が5月27日に解除され、東京都でも6月1日からは休業要請緩和の段階をステップ2に移行させて、経済活動も徐々に再開してきました。ただし、6月18日までは特定警戒都道県であった東京、神奈川、埼玉、千葉4都県や北海道との間の移動は慎重にすべきとされ、感染の第2波・第3波の発生の可能性に対しても正しく恐れることが必要と考えられます。そこで、専修大学では、前期授業は学生及び教職員の安全を考慮して、インターネット上で受講することが可能なオンライン授業にて行うとの基本方針を維持することとしています。
ただし、その方針を採りつつも、この段階にきて、オンライン授業のみではどうしても対応できない教育活動などがあることもわかってまいりました。今回は、その辺の事情をお伝えして、学生の皆さんやご父母・保護者の皆様、さらにはキャンパス近隣にお住まいの皆様のご理解を賜りたく存じます。
ただし、その方針を採りつつも、この段階にきて、オンライン授業のみではどうしても対応できない教育活動などがあることもわかってまいりました。今回は、その辺の事情をお伝えして、学生の皆さんやご父母・保護者の皆様、さらにはキャンパス近隣にお住まいの皆様のご理解を賜りたく存じます。

さらに、学部4年次生の皆さんが現在取り組んでいる就職活動へのサポート、および卒業論文や修士・博士論文の作成目的に限定した本学図書館の利用等についても対応する所存です。具体的には、6月3日より、事前予約制などを導入し、「3密」状態を避ける対策も講じながら、該当学生の皆さんのキャンパスへの入構機会を確保する予定です。詳しい要領は、本学ホームページ(https://www.senshu-u.ac.jp/)をご覧ください。
新入生の皆さんには、感染防止対策を講じ、安全安心を担保できるタイミングを見計らって、キャンパス紹介や顔合わせの機会を企画したいと思います。
5月末のチャット会議で、複数の学部長から次のような発言がございました。
- 「この段階でオンライン授業から対面授業に戻すと、授業の作り方が違うので、作り直しになると認識している先生方が一定数います。」
- 「前期はオンライン授業で行うという(学部内)合意ができています。」
- 「本日、5月最後のオンライン授業ですが、学生からギガが足りないという問い合わせは、現時点で入っていないようです。」
私は、この内容を見て、オンライン授業運営の初期的課題は、皆さんのご協力の結果、相当程度クリアできており、今後はその持続性レベルへ課題がシフトしたと実感いたしました。本学は、今後も学生や教員に対するできる限りのサポートを続けていきます。
【追伸】 先日、体育会所属のある部の部長先生から、加盟する競技連盟から公式戦日程が発表されたことを受けて、それに向けた準備活動を再開したい旨の要望が届きました。怪我の防止やコンディショニングのためにも、少なくとも試合開始1ヶ月間前からの練習が不可欠であり、「3密」回避等に努めながら活動するとのことでした。現在、体育部委員会には、全ての部の活動再開に向けたガイドライン作成をご検討いただくようお願いしているところです。体育会の皆さん、もう少しの辛抱です。