2017.12.05 Tue
ONLINETOPICS
スポーツ研究所シンポジウム 室伏広治さん講演

室伏さんは東京大会へのさまざまな取り組みや、自身の競技に向き合う姿勢などについて語った。東京五輪・パラリンピックでは、アスリートのパフォーマンスを引き出すとともに、試合を盛り上げるため「映像や音楽などで、会場が一体になれるよう魅力的な演出をしたい」とし、「アスリートの活躍を生で見ること、ボランティアをすることなどで皆さんも支えることができる」と呼びかけた。
室伏さんは現役時代、五輪や世界大会に14回出場。「このうち9回はメダルが取れなかったが、そのことが5個のメダル獲得につながっている。失敗体験を誇ってもいい。次の成功に結びつけることが大切。挑戦を恐れず努力することでチャンスは生まれてくる」と力強い笑顔を見せた。
第2部シンポジウムでは、レスリングの中村倫也さん(平29商)、バレーボール日本代表アナリストの吉田清司法学部教授、日本トライアスロン連合パラリンピック対策チームリーダーの富川理充商学部准教授が「支えるスポーツ」の価値について語り合った。フェンシングの菊池小巻さん(商3)もビデオ出演した。
当日は、パラリンピック開幕の1000日前。会場には学生や一般の方々、パラリンピック関係者ら延べ800人がつめかけ、熱心に聞き入っていた。


中村倫也さん、富川准教授、吉田教授(左から)