2018.02.16 Fri
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和歌山県データ利活用コンペティション 専大心理チームが大賞


abm00023643▲人口増加について提案する土原さん、北條さん、坂本さん(左から)
和歌山県主催のデータ利活用コンペティションの最終選考会が2月10日、和歌山市で開催され、大学生の部で人間科学部心理学科3年の緒方万里子さん(山上精次研究室)をリーダーとする専大心理チームが大賞を受賞した。

同コンペティションは、データ利活用の重要性を発信するとともに、次世代のデータサイエンティストを育成するため、高校生・大学生を対象に和歌山県が初めて開催した。大学生部門のテーマは「人口減少問題を解決するための施策」で、全国から27点の応募があった。
専大心理チームは緒方さんのほか、大学院文学研究科心理学専攻の土原浩平さん(修1、国里愛彦研究室)、北條大樹さん(修2、岡田謙介研究室)、坂本次郎さん(博2、国里愛彦研究室)がメンバー。和歌山市の人口増加戦略に関する提案を行った。

全国市町村データを利用して人口増減要因を解析し、人口が増えている他の都市と比較した。自治体財政に占める教育費の割合が高いほど人口増加率が向上するとして、「効果的な予算の再配分という視点が有用」と提案した。
abm00023650▲リーダーの緒方さん
最終選考会では1次審査を通過した5チームがプレゼンテーション。本学チームは統計分析のレベルの高さなどが評価された。メンバーは「学部・院生混在で研究室も違うけれど、これまでの心理学研究で培った、データをまとめ、分析する技術を生かし、協力して完成した私たちの提案が、大きな賞につながり、光栄です」と話している。

また、協賛企業賞としてSAS Institute Japan(株)賞を同時受賞し、副賞としてアメリカで行われる研修旅行に参加することが決まっている。

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