「学長伝書鳩」No.1

4月7日、専修大学の神田キャンパスおよび生田キャンパスのある東京都や神奈川県を含む地域にコロナ禍に関わる「緊急事態宣言」が出て以来、学生の皆さんにはキャンパスへの立ち入りを遠慮していただいております。本学の教職員の場合は、どうなのかということを気にしている方も多いかと思いますので、今回はその様子をお伝えしたいと思います。
本学は、5月11日からすべての授業をオンラインで行うことを決定して以来、学部長のほか、教務課、情報科学センターを中心メンバーとする「司令塔チーム」とこの分野で知見をお持ちの先生方による「作業チーム」が立ち上がりました。両チームは、コラボしながら迅速に本学の通信インフラに最適なオンライン授業の仕組みやアプリの選定、そして操作マニュアル等の作成を行いました。そして現在は、全ての教員がオンライン授業を実施できるようになるため、マニュアルに沿った模擬授業や習熟訓練がオンラインで進行しつつあります。「習うより慣れろ」を実感される先生方も多いように感じております。
諸会議の多くは、遠隔方式で行われていることが多く、教授会や委員会など比較的短時間であればビデオ式を採用しています。常時や長時間に及ぶ場合はチャット式を用いて、朝早くから夜遅くまで断続的に意見交換やアイデアの共有、各種資料の取りまとめ等に努めております。「学長にお願い」という書き込みが急に入ることもあるので、気を抜くことができません（汗）。