2019.05.30 Thu
ONLINETOPICS
「自由に表現する」素晴らしさ語る 作家の森絵都さん講演会

森さんは『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞を受賞。ほかに『カラフル』『みかづき』などの作品があり、児童文学、翻訳やノンフィクションも手がける。講演では自身の経験を通じて、自由に表現することの素晴らしさとともに難しさや覚悟を語った。
会場の約300人の学生から拍手で迎えられた森さんは、「作家になりたての頃、『政治と宗教については触れない方がいい』と言われたことがある。人それぞれ考え方が違うからというのがその理由だと思うが、社会の土台となる政治に対して、自分の考えをしっかり持つべきではないか」と問いかけた。
会場の約300人の学生から拍手で迎えられた森さんは、「作家になりたての頃、『政治と宗教については触れない方がいい』と言われたことがある。人それぞれ考え方が違うからというのがその理由だと思うが、社会の土台となる政治に対して、自分の考えをしっかり持つべきではないか」と問いかけた。


「生きているということは、いろいろな色を重ねること。それによって人間として厚みが出てくる。無色のままのつまらない人間にはならないで」と学生たちに呼びかけた。
続いて武田徹文学部教授(メディア社会学)が登場、森作品を例に挙げながら対談が繰り広げられた。
森さんの『カラフル』『ラン』を読み、独特の世界観に引かれたという天野公太さん(文4)は「表現の自由に関して正面から意見を述べる姿に共感を覚えた」と話した。また、現代文学を研究する飯干大嵩さん(院文修)は「内容が多岐にわたって展開され、引き込まれる講演だった」と語った。
続いて武田徹文学部教授(メディア社会学)が登場、森作品を例に挙げながら対談が繰り広げられた。
森さんの『カラフル』『ラン』を読み、独特の世界観に引かれたという天野公太さん(文4)は「表現の自由に関して正面から意見を述べる姿に共感を覚えた」と話した。また、現代文学を研究する飯干大嵩さん(院文修)は「内容が多岐にわたって展開され、引き込まれる講演だった」と語った。


