2019.06.25 Tue
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経営組織論A特別講義 
ジャーナリスト・神保哲生さんが「情報を読み解く」テーマに特別講義

abm00037772▲神保哲生さん
経営学部・見山謙一郎特任教授の授業「経営組織論A」で、外部講師による特別講義が6月13日、生田キャンパスで行われた。ジャーナリストでインターネット放送局「ビデオニュース・ドットコム」を主宰している神保哲生さんが「情報を読み解く」をテーマに、メディアリテラシーの大切さを学生約40人に伝えた。

「経営組織論A」は、組織の意思決定プロセスを学ぶ講義。組織が意思決定を行うためには、社会で起きている出来事や社会課題を深く理解する必要がある。ニュース最前線の現状を学生たちに知ってもらおうと、神保さんをゲスト講師に招いた。見山特任教授は冒頭、「情報が氾濫するなか、情報の整理、受け止め方をしっかりと学ばなければいけない。自分にとって、本当に必要な情報こそ、自分から取りにいかなければならない時代だ」と講義の目的を説明した。
神保さんは「私たちが知っている情報の99.9%は、メディアを通して知らされている。にもかかわらずメディアに対してこれほど無知な国は日本しかない」と現状を解き明かす。
消費行動、投票行動なども情報によって動かされているとして、テレビCM、インターネット上のニュースなど具体的例をあげながら説明した。

また、戦場取材で目の前に負傷した兵士がいた時、「助ける」か「助けない」かを学生に問いかけた。報道の役割について考え、迷いながら選択する学生に対し、神保さんは、「報道によって戦争を一日でも早く終わらせることができるかもしれない。何千、何万の人の生命を救うこともできる」とジャーナリストの役割と報道の持つ力について話した。
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