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2019.10.31()
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書家の作品を彩る「かな料紙」製作者・小室久さんが講演

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▲実演後、来場者から質問を受ける小室さん=生田キャンパス・蒼翼の間
開催中の図書館秋の企画展「書do!展」に関連する講演会が10月28日、生田キャンパスの蒼翼の間で開かれた。学生や教職員、近隣の方々など約70人が参加した。講演者は、かな料紙(りょうし)製作者の小室久さん。茨城県常陸太田市に工房を構え、伝統的な技法で、染めから紙の継ぎまでのすべての工程を手作業で行う。

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▲かな料紙の材料

講演で小室さんは、持参した材料や道具を示しながら、かな料紙の工程を説明した。

平安時代に誕生したかな文字の紙として加工・装飾されたものを料紙と呼び、現代でも書道でかな文字を書く際に使われる。
草木染めなどで染色した和紙に、金・銀箔の砂子や雲母(きら)の砂などを散りばめる。そうやって作った複数の紙を切ったり破ったりして張り合わせて、装飾を施すことで継紙(つぎがみ)の料紙が完成する。
小室さんは「かな料紙の製作は、染色、箔加工など分業で行っているところが多い。工房先々代の祖父は、これらの工程すべて一人で行うスタイルをとり、受け継いでいる」と語った。
講演後に実演を行い、直線状、雲の形や山、川の流れをイメージさせるさまざまな形にした料紙をつなぎ合わせ、美しい作品を次々と仕上げた。

「伝統的な工法の料紙は、年月がたてばたつほど深みが出て書き心地がよい。料紙の美とともに書家の作品を支える料紙製作を、一般に広めていきたい」と語った。

参加した小島春奈さん(文2)は授業やサークルで書道に取り組んでいる。「料紙は知っていたが、製作にこんなに手間がかかるものとは知らなかった。書道の奥深さを感じた」と話していた。

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▲ 実演する小室さん

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