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2019.09.27()
専修大学経済学部経済学部での学びINFORMATION

経済学部での学びーゼミナール報告―企業・産業のゲーム理論的分析

専修大学経済学部 石原 秀彦
 専修大学経済学部では、2年次からゼミナールを履修することができます。ゼミナールは20~30名程度の比較的少人数のクラスで、文献の輪読や様々なテーマに関するディベート、研究成果のプレゼンテーションなど、学生の主体的な活動によって進められる授業です。ゼミナールの活動内容は担当教員によって様々ですが、ここでは、私の担当するゼミナールについて、履修した学生から見た様子を、ゼミ長をしてくれている経済学科3年生の河原井凌くんに代表して語ってもらおうと思います。

ゼミの活動内容
 石原ゼミでは、企業や産業の問題を、通説や印象論ではなく客観的な統計データで把握し、ミクロ経済学やゲーム理論によって理論的に分析できるようになることを目標としています。
 2・3年次では、2年生と3年生を合わせて3~4人で組んだグループ単位で学習を進めます。前期は教科書(2019年度は『マンキュー経済学Ⅰミクロ編』※1と『「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明』※2 )を輪読することで、企業・産業や経済学の基礎知識を学びます。また輪読と並行して、各グループごとに自分たちで選んだテーマについてグループ研究を進め、2泊3日の夏合宿で中間報告を、後期に最終報告を行って、学年末までに進級論文を作成し提出します。
 4年次は、輪読の際に議論に参加するとともに、個人で卒業論文研究を進め、夏合宿で中間報告を、後期に最終報告を行って、学年末までに卒業論文を作成し提出します。

ゼミで学べること
 石原ゼミで主に学ぶことは、
 ・ミクロ経済学、ゲーム理論などの経済用語や数式、経済学的な考え方、
 ・企業や産業に関する問題について、
 ・論文の意味や書き方、
 ・発表をする上の準備や質問対策などのやり方、
などになります。ゼミで学べたこととしては
 ①論文作成などのものごとを進める計画性が身に付いた。
 ②輪読や論文報告での質疑応答で、自分以外の様々な考えを持った人達と論議することで自分の視野が広がった。
 ③論文を書く上での参考文献の信憑性などの重要さを学んだ。
 ④輪読のテキストに書かれていることに対して自分自身で問題を見つけ、解決策を考える力が身に付いた。
 ⑤ゼミのグループで論文や発表などの準備のときのチームプレイの大切さを実感した。
などが挙げられます。

ゼミの雰囲気
 先輩後輩の壁がなく和気あいあいとした雰囲気もありながら、輪読や研究報告のときは質問や疑問点を言い合うなどのメリハリがあります。2、3年生のグループを作るため、グループ内での会話が多く学年を越えて仲良くなりやすい環境です。定期的に開催される飲み会などに先生も参加されるため、先生との距離も近いです。

後輩へのメッセージ
 私は石原ゼミに入り、ゼミで学んでいく中で様々な考え方を持つ先輩や同学年、後輩などの意見を聞くことで、自分自身の視野や考え方が広がっていくのを実感します。ゼミナールは先生の話を一方的に聞くのではなく学生自身が考え、質問や意見を交わし理解を深めて学ぶものなので、ゼミ生は毎回質問などを考えてゼミに参加します。その時、先輩などが自分では考えつかないような質問や考え方を発表しているのを聞き、理解したとき自分の考え方や視野が広がり自分自身の成長に繋がっていると感じます。
 また、ゼミでの教科書発表や研究発表などを何回も繰り返すことで、人前で自分の意見を発表すること、自分自身のプレゼンテーション能力や人にわかりやすくものごとを伝えることの難しさ、重要さを学びました。私自身まだまだプレゼンテーション能力は高くはないですが、明らかにこの1年間で能力が向上してきていると実感しています。
 日々のゼミナールではない普通の授業も大切ですが、そこでは学べないことをゼミナールという学びの場で日々様々なことを学んでいます。このゼミナールで学んだことは自分達が社会にでたときに最も必要な能力であると私は考えます。その必要な能力を学ぶことができるのは様々な考えを持ったゼミ生そして先生と話し合いや関わり合いがあってこそ学べると思っています。
 石原ゼミナールでは先輩後輩の壁がないため、自分自身の意見を述べやすい空間であると思います。このような空間は上記で述べたことを学ぶには最適の場所であると思います。ゼミナールを通して学び、得ることは人それぞれ違うと思いますが、ゼミナールでしか得ることの出来ないものがあるのは事実です。充実した学生生活を送るためにも、自身の成長のためにも私はゼミナールに入ってもらいたいと思います。

 以上、河原井くんによる石原ゼミ報告でしたが、いかがでしょうか? 担当教員としては「ちょっと盛ってない?」と思う箇所もないわけではありませんが、2年生から4年生まで学年の枠を越えてワイワイと楽しそうに話し合っている姿を見ると「これでいいかな」と思っています。みなさんもぜひ経済学部のゼミナールに参加しましょう。


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参考文献
※1 N. G. マンキュー(2013)『マンキュー経済学1ミクロ編(第3版)』東洋経済新報社
※2 伊神満(2018)『「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明』日経BP社  

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