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2019.06.10()
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軍隊を持たない国「コスタリカの奇跡」を紹介
映画上映と監督の講演会

20190610コスタリカの奇跡03

▲監督のマイケル・ドレイリング氏

軍隊を持たず非武装・中立を貫いてきた中米コスタリカの歩みをテーマに、人文科学研究所の第1回公開講演会が、6月1日、生田キャンパスで開かれた。市民ら約70人が参加した。

講師は、米オレゴン大学教授で社会学者のマイケル・ドレイリング(Michael Dreiling)氏。ドキュメンタリー映画『コスタリカの奇跡~積極的平和国家のつくり方』(米国・コスタリカ合作、2016年)の共同監督で、本学の中村友保名誉教授と親交があることから講演が実現した。
講演会で参加者はまず同映画の短縮版(57分)を鑑賞した。コスタリカは1948年、軍隊を廃止して軍事予算をゼロにし、教育と医療の無償化、環境保全に力を入れる福祉国家を実現させた。その結果「軍隊はいらない。平和が文化」という市民の意識が定着、2016年の「地球幸福度指数」で1位となっている。

紛争の絶えない中米での平和維持は平坦ではなかった。米国から基地を作ることを迫られ、隣国の侵攻を受けたこともある。そのたびに、国連や欧州と交渉するなど国際的な連帯や国際法を有効に利用することで危機を乗り越え、中立を保ってきた。
映画は歴史的映像を織り込みながら元大統領や学者、市民らへのインタビューを通してコスタリカの70年を紹介している。
上映が終わると会場は拍手に包まれた。ドレイリング氏は「映画で証明されているように、コスタリカは軍がなくても人々は平和で安定した暮らしを送っている。国が小さいからそれが可能だとは決していえない」と話した。世界最大の軍事力をもつ米国は、地球幸福度指数で100位以下であることも挙げた。

また日本について「戦後大きな経済成長を遂げ、教育水準の高さや持続可能な社会環境の構築、先端技術などさまざまな面で世界から注目されている。技術の進歩だけでなく、国際的な場所で平和のリーダーとして活動してきた。その姿勢を大切にしてほしい」と語った。会場からの多くの質問に答えていた。

20190606コスタリカの奇跡03

▲解説・抄訳の中村友保名誉教授
人文科学研究所第2回公開講演会は「矢野建一の古代史学」をテーマに6月15日(土)13時30分から生田キャンパス10101教室で開かれる。(聴講無料)

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