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2018.07.02()
管理者用(広報課専用)専修大学TOPICS研究社会知性開発研究センター研究TOPICSTOPICS

ソーシャル・ウェルビーイング研究センターが韓国で第4回国際コンファレンスを実施

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社会知性開発研究センター/ソーシャル・ウェルビーイング研究センター(研究代表=原田博夫経済学部教授)はソウル国立大学アジア研究所との共催で、第4回国際コンファレンスを6月29、30の両日、同研究所施設で開催した。このコンファレンスは日本経済研究センター、城南信用金庫から後援を得た。
コンファレンスのテーマは「アジア的文脈におけるソーシャル・ウェルビーイング‥比較の視点から」。これまで本センターでは、人々はどのような社会的条件により幸福(ウェルビーイング)になるか、アジア7カ国・地域(日本、韓国、台湾、ベトナム、タイ、フィリピン、インドネシア)でアンケートを実施し、その調査結果を分析してきた。これまでの分析は主に各国地域を個別に取り上げたものが中心だったが、このコンファレンスでは7カ国地域すべてを対象にした包括的な視点からの分析が行われた。
 
全体として、経済的には十分に発展していながらも幸福度の低い東アジア地域(日本、韓国、台湾)と、発展途上にあり経済成長の余地が十分にあるが幸福度の高い東南アジア地域(ベトナム、タイ、フィリピン、インドネシア)という違いが浮き彫りになり、経済成長=幸福の増大という従来の見方では説明できない状況が改めて確認された。さらに近年のアジアにおける急速な経済発展とグローバル化が社会的分断を生み出している状況も提示され、不幸や格差を生み出さずに社会を発展させる枠組みを考えるためにソーシャル・ウェルビーイングという概念が重要であることが再確認された。
本学からの登壇者は原田代表、金井雅之人間科学部教授、嶋根克己同教授、ポスト・ドクターの矢崎慶太郎。1日目の参加者は発表者を含め54人、2日目は52人だった。
本コンファレンスでは、本学とソウル国立大学アジア研究所の協力のもと、アジア社会を理解することの重要性、さらにそのための包括的な調査体制を樹立し、調査結果を世界のさまざまな研究者と共有するためのデータ・アーカイブの必要性が提唱された。
前日には、国際交流組織間協定機関の韓国社会科学資料院(KOSSDA)によるシンポジウム「個人と社会の幸福に関する調査とアジアのデータ・アーカイブ」がソウル国立大学アジア研究所の主催により開催された。シンポジウムでは、中国、日本、台湾、韓国におけるデータ・アーカイブの現状が紹介されたうえで、アジア各国のデータをどのように比較し分析することができるのかが発表された。本学からは金井教授が本センターの調査データとその分析例を一般の聴講者に向けて報告した。
プロジェクト最終年度の今年度は、11月に本学生田・神田両キャンパスでの国際コンファレンスを予定している。専修大学がアジア全体の社会的・学術的状況のなかで大きく貢献することが期待される。
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