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2018.06.26()
専修大学経済学部経済学部での学びINFORMATION

経済学部での学びー原田ゼミ(学部)30年越えを振り返って

専修大学経済学部 原田博夫

 ゼミ活動についての執筆依頼が寄せられたので、平成30年度(2018)末で定年退職しますが、この機会に、30年超に及ぶゼミ指導を振り返ってみます。

 本学に入職する前、私自身は、学部3年当時(1971年)、正村公宏先生のゼミとの対抗討論会で、生田キャンパスを訪れていました。本学に入職(1980年4月)後、このことを正村先生に告げると、それは自分自身もゼミを開設して間もないころだったはずだ、と懐かしんでいただきました。しかし、私自身のゼミ開設は、1982~83年のフルブライト・プログラムによる米国留学などがあったため、1984年度からでした。したがって、その時のゼミ第1期生(3年次入ゼミ)は1986年3月卒業、ということになります。その後も、専修大学在外研究員制度などでゼミを担当しない時期も数ヵ年ありましたが、ゼミ(学部)卒業の総数は年次では30期を超え、人数では400名を超えています。

 ゼミ指導の中身は、今となってはほとんど記憶にありませんが、初期のゼミ生は、なかなか身体能力の高い(野球好きの)学生もいて、経済学部ゼミ連対抗ソフトボール大会では、かなり上位の成績を収めていた記録(賞状)が残っています。例えば、準優勝(1987年5月)や第3位(1989年6月)などです。また、中期のころは、キャンパス内でのゼミ活動だけでなく、キャンパス外の多摩川河岸・狛江の三本松周辺でのバーベキュー大会なども開催し、懇親・交流を深めたりもしていました。

 初期のゼミでは、3大学(成蹊大学・深谷ゼミ、成城大学・油井ゼミ)対抗討論会なども実施していましたが、次第に、「公共選択学会(Public Choice Society)・学生の集い」に収斂するようになりました。これは、そもそも、政治・公共部門を経済分析する学問領域である公共選択学会の学生バージョンとしてスタートしたものです。学会活動自体は、1970年代前半から始まっていますが、学会誌(Public Choice Studies)は、『公共選択の研究』(創刊号(1981年)~第57号(2012年))・後継誌『公共選択』(第58号(2012年)~継続中)として、現在も年2号のペースで発刊されています。

 この研究グループの発表の場が公共選択学会で、この研究大会がスタートしたのが1997年で、現在も年1回の大会を開催しています。その翌年(1998年)、研究者だけではなく、学生(ゼミ生)にも発表の場を設けようという趣旨で始まったのが、「学生の集い」でした。この場でも、初期のゼミ生はなかなか頑張ってくれて、第3回(2000年)「学生の集い」では、経済政策パートが最優秀賞をとり、学会長の加藤寛先生(慶應義塾大学名誉教授)からレリーフを授与されました。

 過去にはこのように輝かしい成果を誇っていたにもかかわらず、近年の原田ゼミは、攻撃的なプレゼンを好まない私自身の性格・指導の故か、「参加することに意義」を見出している感があり、やや不完全燃焼かもしれません。しかし、全国の大学20ゼミ以上が参加し、400名以上の学生が一堂に会してプレゼンを競い合うこのイベントは、原田ゼミ生(学部)の最大の思い出になっていることは間違いないようで、その意味では、「一粒の種」あるいは「継続は力なり」と感じている次第です。

 以上

 写真は、過去のゼミ生の成果(賞状、レリーフ)を見る現役生たちの様子。

 

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