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2017.11.18()
管理者用(広報課専用)専修大学TOPICS研究社会知性開発研究センター研究TOPICSTOPICS

古代東ユーラシア研究センターが神田校舎で2017年度第2回シンポジウムを実施

201711古代シンポ2

社会知性開発研究センター/古代東ユーラシア研究センター(研究代表:飯尾秀幸文学部教授)の今年度2回目のシンポジウム「ベトナム・日本の交流よりみた前近代東ユーラシア」が11月18日、神田キャンパスで開催された。本学の国際交流協定校、ベトナム国家大学ハノイ人文社会科学大学の3人の研究者が、「陶磁器」や「象」を切り口に16~18世紀、日越間を活発に行き交った人・モノについて研究成果を披露した。
講師は、ファン・ホン・フン講師(日本中世史)、ダン・ホン・ソン講師(考古学)、ファン・ハイ・リン准教授(日本中世史・日越交流史)。2004年から2年間本学大学院に留学していたフン講師は、ベトナムにおける日本史研究の現状と課題を述べた。ソン講師は、ベトナム国内22ヶ所から出土した17世紀の肥前陶磁器について論じた。肥前陶磁器は有田焼をはじめ佐賀県、長崎県で焼かれた陶磁器の総称で、「ベトナム北部の王城や墓からは高級品が、中部や南部では日用品が出土している」と説明。
輸入時期に関しては、日本側の定説より早い時期にベトナムに入っていたとする資料記録がベトナム側にあるとし、今後の研究課題を提起した。
リン准教授は「前近代ベトナムにおける象の国家的管理と象貿易」と題して日本語で講演。先史時代から野生の象を飼い慣らし、運送や交通手段、武器、献上品として活用してきた歴史と使役象の規格や価格について解説した。八代将軍・徳川吉宗の要請で1728年に雌雄2頭の象がベトナムから輸入された例を挙げ、「国交や人の交流だけでなく、モノや生きものに関する資料研究も重要だと考えている」と結んだ。
考古学や歴史学の研究者をはじめ76人が参加し、高島裕之文学部准教授や西坂靖同教授らが発言。アジアを見通した研究者の育成や交流研究の必要性が議論された。
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