2026.03.23 Mon
生物科学科トピックス一覧
【生物科学科】「卒業研究ポスター発表会」を開催!
2月21日(土)、理工学部生物科学科4年次による卒業研究ポスター発表会が、本学5号館3階学生ホールにて開催されました。
当日は保護者や在学生、卒業生など176名の皆さまにご来場いただき、発表会は盛況のうちに終了しました。
▲当日は多くの来場者で賑わいました
▲研究成果を説明する様子
▲発表に来場者と教員が熱心に耳を傾けていました
▲教員からの質問や助言を熱心に聞く学生
学生たちは、約1年間にわたり取り組んできた研究成果をポスター用に整理しなおし、一般来場者が理解しやすいよう、工夫を凝らしてポスターをつくりあげました。これまでの研究成果に熱を込めて論理的に説明する学生たちに、来場者や教員からも積極的に質問が投げ掛けられました。
また、学生同士でも積極的に意見交換を行いました。生物科学科の学びの一つである『サイエンス・コミュニケーション』の集大成として、これまでに培った知識や経験を存分に発揮する学生たちの姿に成長を感じました!なお、発表会では来場者による投票により、海洋系/動物・植物系/微生物・自然科学系の各分野からポスター賞が選出され、以下の学生が受賞しました。
【ポスター賞受賞者と受賞コメント】
■海洋系:甲地 由樹さん
指導教員:阿部 博和准教授(海洋ベントス学研究室)
発表タイトル: 見た目は1種 本当は何種? ~汽水性多毛類ヤマトスピオの地理的遺伝構造の把握~
発表概要:日本の汽水域を代表するゴカイの仲間であるヤマトスピオは、北海道から沖縄県まで広く分布し、さらに韓国や台湾でも生息が確認されています。私の研究では、国内各地と台湾から採集したヤマトスピオのDNAを解析した結果、国内では別種レベルの遺伝的に異なる2系統が、さらに韓国と台湾を合わせると4系統が存在することを初めて明らかにしました。また、国内の2系統の間には明瞭な地理的分布境界がみられる可能性や、日本列島の形成とともに種分化が生じた可能性を示しました。
受賞コメント:ポスター発表会は、3年生の11月に研究テーマが決まってから、1年以上かけて積み重ねてきた研究成果を発表する場でした。そのため、多くの方に興味を持っていただけるよう、全力で準備に取り組みました。まさかポスター賞を受賞できるとは思っていませんでしたが、これまで努力してきた研究内容やポスターのデザインを評価していただき、大変光栄に思います。大学院に進学する予定ですので、今後も初めて見る方にも伝わりやすいデザインを追求するとともに、研究内容も発展させ一層磨きをかけていきたいと思います。
■海洋系: 佐藤 慎平さん
指導教員: 玉置 仁 教授(沿岸環境生態工学研究室)
発表タイトル: 海水温上昇による万石浦の海草アマモ場への影響と湾央・湾奥部における海水温の比較
発表概要:海水温の上昇による宮城県石巻市・万石浦の海草アマモ場への影響と、湾央部・湾奥部における海水温の比較について研究を行いました。湾央部では2023年夏期の高水温によりアマモ場が減少した一方、湾奥部ではアマモ場が残存していたことが分かりました。また、夏期の高水温にさらされたアマモ種子の発芽率の計測に加え、同湾では水温上昇による生育阻害が見られたにもかかわらず、湾奥部のアマモがなぜ残存できたのかについても調査しました。この調査を通して、海洋生物の生活の場であるアマモ場を保全していくための手がかりを得ることができました。さらに、海での調査は環境調査会社を目指す自分にとって貴重な経験となりました。
受賞コメント:初めてのポスター発表でこのような賞をいただき、とても嬉しく思います。ポスター発表を行うにあたり、自分の研究室をはじめ、発表に関わってくださった方々に感謝いたします。今後は大学院に進学するため、さらに研究活動に専念し、よりよい発表ができるよう努力したいと思います。
■動物・植物系: 加藤 ちあきさん
指導教員:中川 繭 准教授(植物発生遺伝学研究室)
発表タイトル: テンとハクビシンによる種子散布の有効性の評価
発表概要:雑食性で果実を好む食肉目のテンとハクビシンの摂食による種子散布の有効性について研究しました。調査期間中、清崎のテンは12種類の果実を、大学構内のハクビシンは5種類の果実を食べていました。摂食が発芽に与える影響を調べるため、糞から得られた種子を用いて発芽実験を行ったところ、ヤマグワとエノキで発芽が確認されました。ヤマグワではテンやハクビシンによる摂食によって発芽が抑制され、エノキではテンの摂食により発芽が促進されることがわかりました。
受賞コメント:わかりやすく面白い研究だと思ってもらえるよう、丁寧に説明することを心がけました。ここまで取り組むことができたのは、ご指導いただいた中川先生と辻先生、そして支えてくれた友達のおかげです。本当にありがとうございました!
■微生物・自然科学系:小林 明日香さん
指導教員:山崎 達也 教授(触媒化学研究室)
発表タイトル: MOFゲルを前駆体として調製したLaAlO₃に担持したPt-Rh 触媒 によるメタンドライリホーミング反応
発表概要:当研究室では、温室効果ガスであるメタンと二酸化炭素から水素や合成ガスを生成する「メタンドライリホーミング反応」に対する触媒の開発を行っています。本研究では、MOF(Metal Organic Framework)ゲルを前駆体とした調製法により高表面積化した LaAlO₃ ペロブスカイト担体に貴金属を複合担持した触媒が、メタンドライリホーミング反応に対して高い活性と安定性を示すことを見いだしました。これらの結果は、環境問題の解決に向けた触媒材料開発の可能性を示すものと考えています。
受賞コメント:ポスター賞をいただくことができ、大変光栄に思います。生物分野の発表が多い中で、化学の研究を面白いと思っていただけるよう、熱を入れてお話しさせていただきました。1年間指導してくださった先生や研究室の方々の支えがあったからこそ、最後まで取り組むことができました。今回の受賞を励みに、卒業前最後の研究活動となる学会発表に研究の集大成として自信をもって臨みたいと思います。
また、学生同士でも積極的に意見交換を行いました。生物科学科の学びの一つである『サイエンス・コミュニケーション』の集大成として、これまでに培った知識や経験を存分に発揮する学生たちの姿に成長を感じました!なお、発表会では来場者による投票により、海洋系/動物・植物系/微生物・自然科学系の各分野からポスター賞が選出され、以下の学生が受賞しました。
【ポスター賞受賞者と受賞コメント】
■海洋系:甲地 由樹さん
指導教員:阿部 博和准教授(海洋ベントス学研究室)
発表タイトル: 見た目は1種 本当は何種? ~汽水性多毛類ヤマトスピオの地理的遺伝構造の把握~
発表概要:日本の汽水域を代表するゴカイの仲間であるヤマトスピオは、北海道から沖縄県まで広く分布し、さらに韓国や台湾でも生息が確認されています。私の研究では、国内各地と台湾から採集したヤマトスピオのDNAを解析した結果、国内では別種レベルの遺伝的に異なる2系統が、さらに韓国と台湾を合わせると4系統が存在することを初めて明らかにしました。また、国内の2系統の間には明瞭な地理的分布境界がみられる可能性や、日本列島の形成とともに種分化が生じた可能性を示しました。
受賞コメント:ポスター発表会は、3年生の11月に研究テーマが決まってから、1年以上かけて積み重ねてきた研究成果を発表する場でした。そのため、多くの方に興味を持っていただけるよう、全力で準備に取り組みました。まさかポスター賞を受賞できるとは思っていませんでしたが、これまで努力してきた研究内容やポスターのデザインを評価していただき、大変光栄に思います。大学院に進学する予定ですので、今後も初めて見る方にも伝わりやすいデザインを追求するとともに、研究内容も発展させ一層磨きをかけていきたいと思います。
■海洋系: 佐藤 慎平さん
指導教員: 玉置 仁 教授(沿岸環境生態工学研究室)
発表タイトル: 海水温上昇による万石浦の海草アマモ場への影響と湾央・湾奥部における海水温の比較
発表概要:海水温の上昇による宮城県石巻市・万石浦の海草アマモ場への影響と、湾央部・湾奥部における海水温の比較について研究を行いました。湾央部では2023年夏期の高水温によりアマモ場が減少した一方、湾奥部ではアマモ場が残存していたことが分かりました。また、夏期の高水温にさらされたアマモ種子の発芽率の計測に加え、同湾では水温上昇による生育阻害が見られたにもかかわらず、湾奥部のアマモがなぜ残存できたのかについても調査しました。この調査を通して、海洋生物の生活の場であるアマモ場を保全していくための手がかりを得ることができました。さらに、海での調査は環境調査会社を目指す自分にとって貴重な経験となりました。
受賞コメント:初めてのポスター発表でこのような賞をいただき、とても嬉しく思います。ポスター発表を行うにあたり、自分の研究室をはじめ、発表に関わってくださった方々に感謝いたします。今後は大学院に進学するため、さらに研究活動に専念し、よりよい発表ができるよう努力したいと思います。
■動物・植物系: 加藤 ちあきさん
指導教員:中川 繭 准教授(植物発生遺伝学研究室)
発表タイトル: テンとハクビシンによる種子散布の有効性の評価
発表概要:雑食性で果実を好む食肉目のテンとハクビシンの摂食による種子散布の有効性について研究しました。調査期間中、清崎のテンは12種類の果実を、大学構内のハクビシンは5種類の果実を食べていました。摂食が発芽に与える影響を調べるため、糞から得られた種子を用いて発芽実験を行ったところ、ヤマグワとエノキで発芽が確認されました。ヤマグワではテンやハクビシンによる摂食によって発芽が抑制され、エノキではテンの摂食により発芽が促進されることがわかりました。
受賞コメント:わかりやすく面白い研究だと思ってもらえるよう、丁寧に説明することを心がけました。ここまで取り組むことができたのは、ご指導いただいた中川先生と辻先生、そして支えてくれた友達のおかげです。本当にありがとうございました!
■微生物・自然科学系:小林 明日香さん
指導教員:山崎 達也 教授(触媒化学研究室)
発表タイトル: MOFゲルを前駆体として調製したLaAlO₃に担持したPt-Rh 触媒 によるメタンドライリホーミング反応
発表概要:当研究室では、温室効果ガスであるメタンと二酸化炭素から水素や合成ガスを生成する「メタンドライリホーミング反応」に対する触媒の開発を行っています。本研究では、MOF(Metal Organic Framework)ゲルを前駆体とした調製法により高表面積化した LaAlO₃ ペロブスカイト担体に貴金属を複合担持した触媒が、メタンドライリホーミング反応に対して高い活性と安定性を示すことを見いだしました。これらの結果は、環境問題の解決に向けた触媒材料開発の可能性を示すものと考えています。
受賞コメント:ポスター賞をいただくことができ、大変光栄に思います。生物分野の発表が多い中で、化学の研究を面白いと思っていただけるよう、熱を入れてお話しさせていただきました。1年間指導してくださった先生や研究室の方々の支えがあったからこそ、最後まで取り組むことができました。今回の受賞を励みに、卒業前最後の研究活動となる学会発表に研究の集大成として自信をもって臨みたいと思います。
▲来場者へ研究内容を説明する甲地さん
▲来場者へ研究内容を説明する加藤さん
▲受賞式の様子
▲ポスター賞を受賞した4名
▲ポスター賞賞を受賞した甲地さん(左)と佐藤さん(右)
▲ポスター賞賞を受賞した小林さん(左)と加藤さん(右)
▲発表会終了後に記念撮影!
授業や実習の様子については、ぜひ生物科学科ブログもあわせてご覧ください。