2026.02.19 Thu
高大連携交流活動TOPICS

【高大産】震災から15年の節目に「揚げこめぼこ」ふるまい

経営学部経営学科の杉田博ゼミは、平成29年度より宮城県水産高等学校・石巻北高等学校と連携し、米粉入りかまぼこ「こめぼこ」の商品開発と普及に取り組んできました。
令和7年度、震災から15年という節目を迎え、長年続いた連携活動を一区切りとするにあたり、両校の生徒全員を対象にキッチンカーによる「揚げこめぼこ」のふるまいを行いました。
石巻北③
水産③
今回、「こめぼこ商品化プロジェクト」終了の節目として、キッチンカー Olive のご協力のもと、2日間限定で「揚げこめぼこ」を提供。両校あわせて500名を超える生徒さんが、できたてならではの味を楽しみました。 トッピングは9種類用意され、生徒たちは自由に組み合わせを工夫しながら、自分好みの味にアレンジして楽しんでいました。
「外はサクサク、中はもちもち」「食べやすい大きさでいい」「売っていたら買いたい」といった声が寄せられ、初めての「揚げこめぼこ」に喜ぶ姿が多く見られました。
さらに高校にキッチンカーが訪れることも初めてだったことから、校内には普段とは違う特別な雰囲気が生まれていました。
石巻北④
■ 各高校での実施内容
•令和8年2月6日(金) 石巻北高校生約300名
•令和8年2月10日(火) 水産高校生約200名

杉田ゼミの学生も参加し、揚げこめぼこへの串刺しなどの提供準備、「おすすめのトッピング」の紹介、配布時のサポートなど、手際よく運営を支えました。
【参加者のコメント】 
■宮城県石巻北高等学校2年次 家庭系列 根本 あおいさん
東日本大震災を契機に平成29年度より、様々な団体が携わってきた、米粉入りかまぼこ「こめぼこ」は震災から15年を迎える本年度で活動を終了することとなり、宮城県水産高等学校、石巻北高等学校の生徒に「揚げこめぼこ」がふるまわれました。生徒達は揚げたてのこめぼこを頂き、教室には笑顔があふれていました。交流ひろば販売所「と・ら・ま・い」での活動でも地域の方々との繋がりを深めたこめぼこの活動に携わった全ての方に生徒代表で感謝申し上げます。

■宮城県石巻北高等学校 企画部 教諭 熱海 美穂先生
本日、石巻北高校において、「揚げこめぼこ」が生徒全員にふるまわれました。生徒たちは笑顔で、楽しそうに調味料を選び、思い思いに味付けをして、「揚げこめぼこ」を頬張っていました。復興の願いが込められた『こめぼこ』が、未来を担う高校生の楽しい思い出として刻まれることに感慨深いものを感じつつ、『こめぼこ』をきっかけに繋がった石巻専修大学、宮城水産高校、高橋徳治商店の皆様との「縁」に感謝し、そのご縁を今後も大切にしていきたいと思いました。

■ 高橋徳治商店 営業部 山田 守さんコメント
震災後の発足から歩み続けてきた高大産連携プロジェクトが、今回の試食会をもって一区切りを迎えます。
震災当時はまだ幼少期だった子どもたちが、今では高校生・大学生となり、先輩たちが開発した『こめぼこ』を「美味しい」と満面の笑みで頬張る。 その笑顔を垣間見た瞬間、言葉にできないほど感慨深い思いが込み上げました。
たとえ開発の経緯を直接は知らない世代であっても、「新しい何かを生み出すエネ ルギー」は皆の中に備わっているということを僅かでも感じてもらえたなら幸いです。
「終了」という言葉が次への「始まりの合図」と捉え、私たちはこれからも安心・安全 な蒲鉾づくりに邁進してまいります。
いつかまた、こうした若い力と共に歩める日を心待ちにしています。

揚げこめぼこ
水産②
水産①
石巻北①
揚げこめぼこトッピング
石巻北②
これまでの「こめぼこ商品化プロジェクト」の取り組み紹介
■ こめぼこ誕生の背景
「こめぼこ」は、震災前に宮城県水産高校が開発。
その後、東日本大震災により校舎を失った同校が石巻北高校の敷地で授業を再開し、再び両校が協力する流れの中で改良の取り組みが始まりました。
この改良活動はやがて、石巻専修大学、楽天野球団、石巻信用金庫、高橋徳治商店が参画する「こめぼこ商品化プロジェクト」へと発展しました。
プロジェクトでは、高橋徳治商店が長年培ってきた製造技術を生かし、試作・改良を重ねて素材の味を生かした高品質な「こめぼこ」が完成。
これまでに、
•石巻北高校のブランド米「とらまい」とのコラボ商品
•東北楽天ゴールデンイーグルス公式戦での販売
•アイコープでの取り扱い
など、地域に根付いた新しい名物として親しまれてきました。
こめぼこプロジェクト2022提供:宮城県水産高校