2024.12.24 Tue
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【経営学科】卒業論文 中間報告会を開催

令和6年12月10日(火)・12月13日(金)、経営学部 経営学科の卒業論文・研究中間発表会が開催されました。
経営-卒論発表会4
▲発表会前に緊張する様子
経営-卒論発表会5
▲丸岡先生からの発表にあたる注意事項を説明
毎年経営学科では、1月の卒業論文提出に向け、中間発表会を行っています。
当日の発表は、 1人当たり10分で、先行研究や調査内容、今後の研究計画などを報告しました。参加したのは、発表する4年生だけでなく、来年に卒業論文を執筆する3年生も参加しました。そのため質疑応答の時間では、教員だけでなく、参加した学生たちからも多くの質問や意見が出され、活発な意見交換が行われました。
経営-卒論発表会2
▲発表の様子1
経営-卒論発表会
▲発表の様子2
経営-卒論発表会3
▲質疑応答
完成した卒業論文は、1月27日(月)の17時までにインターネット上で提出します。
大学生活さいごの大きな課題となるため、4年生たちには満足のいく研究結果をまとめいただきたいです。
<発表した学生の感想>
■鈴木 景太さん(経営学部経営学科4年次 杉田ゼミナール所属)
テーマ「ワーカーのためのオフィス設計 -空間・色彩・照明設計の現状-」
①テーマを選んだ理由を教えてください。
 読書を通して色彩に興味を持ったことがきっかけです。ある本を読んでいたときに筆者からの問いかけがありました「闘牛士の持つ旗はなぜ赤色か」。この問いかけに対して私は、「牛が興奮するから」と答えを出したのですが、正解は「闘牛士を興奮させるため」と知り、牛ではなく、人間を奮起させるものだと知りました。私はこの色の働きは、日常生活の中でも活用されているのではないかと考えるようになり、今後長い時間過ごすオフィスの色彩に注目してみようと思ったからです。

②研究をとおして大変だったことを教えてください。
 色彩の適正具合を考察することが難しかったです。青や赤のような単色は、それぞれの色に独自の効果を持っています。しかし多くの色は、2色以上が組み合わさっている「配色」が基本となっています。色彩は単色の時と配色の時で効果が異なってしまい、それらの効果は多岐にわたります。参考にした色彩の教科書やインターネット上に掲載されている色彩の効果は単色の効果のみの記載がほとんどだったため、イメージスケールという色彩のイメージ尺度を使用して考察をしました。各設計の適正状況を調べるために50社のオフィスを抽出しましたが、このすべてのオフィスの色彩を上記の方法で行ったため、大変でした
 
③今回の経験を活かしてどんなことに役立てたいですか。
 色彩は絵を描くものだと思っていましたが、人の心を描くものでもあると研究をとおして学びました。色彩はときに、自身のマインドコントロールのためのセルフマネジメントとしての役割を担ったり、気分によって身に着けるものの色彩を変更したり、それこそ勤務先のオフィスの色彩設計に役立てられることを学んだので、この知識を役立てていきたいと考えています。
 
④さいごに後輩たちへのメッセージをお願いします!
 卒業論文は、大学生活の最後の課題です。ゼミナールによっては内容が決まった内容の研究を行いますが、基本的には自分が学びたい分野で研究することができます。そのため、大学生活の中で気になった事や好きになったことを書くことが一番良いと思います。だからこそ、大学生活をとおして興味があると思ったら、とことん調べるといった行動が大切です。後輩の皆さん、周りに流されず、興味のあることを自分のペースで楽しく追及し、悔いのない大学生活を送ってください。

■菅原 聖也さん(経営学部経営学科4年次 李ゼミナール所属)
テーマ「出版業界の流通構造と流通制度における一考察」

①テーマを選んだ理由を教えてください。
 昔から本を読むことが好きで、日本の出版業界の流通に関する内容に興味・関心があり、大学で経営学部を選んだのも出版業界の流通について研究したいと考えていたため、今回のテーマを選びました。

②研究をとおして大変だったことを教えてください。
 資料を探すことが一番大変でした。出版業界の流通に関する研究や統計資料を調べてみると、参考になる内容が少ないことに驚きました。どのようなキーワードで探すか、どんな視点で研究するかですごく悩みました。

③今回の経験を活かしてどんなことに役立てたいですか。
 今回の研究をとおして、流通に関する知識や構造を沢山学ぶことができました。来年の4月から働く業界が小売業のため、研究の成果を活かしていきたいです。
 

④さいごに後輩たちへのメッセージをお願いします!
 
4年生は非常に忙しい期間です。就職活動に続き、学生生活、アルバイト、課外活動、これにくわえて卒業研究が追加されます。やらなくてはいけないことに優先順位づけをつけてしっかりと組んでほしいです。皆さんの学生生活を応援しています。


■村上 絢菜さん(経営学部経営学科3年次 杉田ゼミナール所属)
①先輩たちの研究内容を聞いて、どのように感じましたか。
 好きなことや好きなテーマで研究している先輩方が多く、個性的な研究が沢山あったのですごく面白かったです。また発表の考察や視点が異なるため、同じようなテーマであってもそれぞれ違う着地点になっていたことに驚きました。

②ご自身はどんなテーマで卒業論文を書きたいと考えていますか。
 副業に関する研究をしたいと考えています。副業を認める企業は多くなってきましたが、まだまだ禁止のところも多く、なぜ禁止にするのか、また副業を認める企業の社員のモチベーションについて研究できたらいいなと思っています。

③来年に向けての意気込みをお願いします!
 現在私のゼミでは、合同ゼミに向けてグループ研究と卒論になる個人研究を同時進行で行っています。合同ゼミでの学びは多いと思います。先生やゼミの仲間からのフィードバックを大切にしたいです。また、時間管理や計画的な進行が大事だと思います。スケジュールを立てて着実に進めていきたいです。