【人間教育学科】食育をテーマに調理実習

　人間教育学科の小玉研究室に所属している４年次生が、食育をテーマに調理実習を行いました。小玉研究室では、石巻圏域の子どもたちを対象とした「食育」について研究を進めています。学生たちはコスト面、地元の食材を使うこと、子どもたちが食べやすいことなど、様々なことを意識しながら料理の試作をすすめています。

　試作と助言をもとに、候補のなかから、子どもたちの食育にぴったりな料理を選ぶ予定です。

　６月４日は、石巻地域の特産品である、わかめとさばをメインに料理を考え、「わかめごはん」と「さばチャーハン」を試作しました。
　はじめての試作ということで、レシピの変更等がありながら、無事に完成しました。とてもおいしく仕上がりましたが、コスト面や子ども向けの味付けであるかなど、課題が見つかったようでした。

　７月９日は「ケークサレ」を試作しました。パプリカ・ブロッコリー・ベーコンなどをいれた食事系のものと、冷凍のいちごなどをいれた甘めのものと大きく分けて２パターンを試作しました。石巻市保健福祉部健康推進課職員・栄養士の方から、調理の手順、試作品へのアドバイスをいただき、今後の展開について意見交換を行いました。
　試食した職員、調理した学生からは、「具材をもう少し小さく切ったほうが子どもは食べやすい。」、「チーズが入っているほうがおいしいし、子どもが好きな味。」と意見がでました。

　７月17日には乳児院に勤務する保育士の方を招いて、乳児院での食育に関する講話を行っていただきました。

　多くの人の助言や協力を得ながら、今後も子どもたちへの「食育」をテーマに研究を進めていきます。

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