2024.06.13 Thu
生物科学科トピックス一覧
【生物科学科】南三陸高校と合同で干潟調査を行いました
令和6年5月25日(土)に南三陸町の松原干潟にて、理工学部生物科学科海洋ベントス学研究室に所属する学部生・大学院生6名(指導教員:阿部博和准教授)が、南三陸高校自然科学部・南三陸ネイチャーセンターなどと合同で干潟生物調査を行いました。
■松原干潟の生物調査
松原干潟はもともと自然の干潟でしたが、その後防波堤が築かれ公園となり、東日本大震災の津波で再び干潟に戻った場所です。震災後は防潮堤の建設のために埋め立てられる計画がありましたが、住民の要望により干潟が残されました。
南三陸高校自然科学部は震災後から松原干潟の生物調査を開始し、今年で8年目となります。地域の自然を学びながら、調査の成果とともに松原干潟の価値を発信しています。本調査は、地域の環境教育・生物調査の一環として南三陸ネイチャーセンターが指導を行っていますが、レッドデータブックやレッドリストの作成のために県内の希少な動植物について調査を行う宮城県野生動植物調査会 海岸動物分科会のメンバーも協力者として加わっています。
調査当日は6つのグループに分かれ、それぞれ別の干潟エリアの調査を実施しました。海洋ベントス学研究室の学生も南三陸高校のグループに加わり、より多くの生物を見つけられるよう,干潟を観察して回りました。普段目にすることができない生物を前に、自然科学部の生徒もベントス研究室の学生も、楽しそうに取り組んでいました。 この調査の様子は、河北新報でも取り上げられました。
松原干潟はもともと自然の干潟でしたが、その後防波堤が築かれ公園となり、東日本大震災の津波で再び干潟に戻った場所です。震災後は防潮堤の建設のために埋め立てられる計画がありましたが、住民の要望により干潟が残されました。
南三陸高校自然科学部は震災後から松原干潟の生物調査を開始し、今年で8年目となります。地域の自然を学びながら、調査の成果とともに松原干潟の価値を発信しています。本調査は、地域の環境教育・生物調査の一環として南三陸ネイチャーセンターが指導を行っていますが、レッドデータブックやレッドリストの作成のために県内の希少な動植物について調査を行う宮城県野生動植物調査会 海岸動物分科会のメンバーも協力者として加わっています。
調査当日は6つのグループに分かれ、それぞれ別の干潟エリアの調査を実施しました。海洋ベントス学研究室の学生も南三陸高校のグループに加わり、より多くの生物を見つけられるよう,干潟を観察して回りました。普段目にすることができない生物を前に、自然科学部の生徒もベントス研究室の学生も、楽しそうに取り組んでいました。 この調査の様子は、河北新報でも取り上げられました。


■南三陸高校 自然科学部との繋がり
2018年度に、株式会社リバネスが実施するマリンチャレンジプログラムに採択された南三陸高校(当時:志津川高校)の研究アドバイザーとして阿部准教授が協力したことが繋がりのきっかけで、2019年にも松原干潟の生物調査に参加しています。昨年からは、宮城県野生動植物調査会 海岸動物分科会のメンバーとして阿部准教授も調査に参加し、南三陸高校と共に活動しています。
2018年度に、株式会社リバネスが実施するマリンチャレンジプログラムに採択された南三陸高校(当時:志津川高校)の研究アドバイザーとして阿部准教授が協力したことが繋がりのきっかけで、2019年にも松原干潟の生物調査に参加しています。昨年からは、宮城県野生動植物調査会 海岸動物分科会のメンバーとして阿部准教授も調査に参加し、南三陸高校と共に活動しています。
■研究室の活動
5月25日(土)の松原干潟の調査のほか、宮城県野生動植物調査会 海岸動物分科会では5月23日(木)に石巻市の万石浦、南三陸町の伊里前、気仙沼市の津谷川河口、5月24日(金)に気仙沼市の舞根湾、5月26日(日)に南三陸町の細浦干潟と折立海岸で調査が実施されました。ベントス研究室の学部生・大学院生はこれらの調査にも参加し、卒業研究や修士研究の遂行のために、野外フィールドにおける安全対策,生物の採集方法,調査・観察・実験法について学びました。また、多くの学生が調査に参加し活躍したことによって、多数の希少な干潟生物の記録に繋がりました。
5月25日(土)の松原干潟の調査のほか、宮城県野生動植物調査会 海岸動物分科会では5月23日(木)に石巻市の万石浦、南三陸町の伊里前、気仙沼市の津谷川河口、5月24日(金)に気仙沼市の舞根湾、5月26日(日)に南三陸町の細浦干潟と折立海岸で調査が実施されました。ベントス研究室の学部生・大学院生はこれらの調査にも参加し、卒業研究や修士研究の遂行のために、野外フィールドにおける安全対策,生物の採集方法,調査・観察・実験法について学びました。また、多くの学生が調査に参加し活躍したことによって、多数の希少な干潟生物の記録に繋がりました。


海洋ベントス学研究室は、7月15日(月・祝)に南三陸ネイチャーセンターにて開催される「南三陸子ども自然史ワークショップ」、8月3日(土)と4日(日)に牡鹿半島ビジターセンターにて開催される夏休み自由研究企画「縁の下のちからもち ふしぎな海のいきもの『ベントス』のヒミツを探ろう」へも参加予定で、イベントを企画しています。興味のある方はぜひ、遊びにきてください。

