2024.03.26 Tue
社会貢献・連携TOPICS
令和5年度公開講座「石巻で学ぶ」を初開催
未来のまちづくりを考える
東日本大震災からの復興が進む石巻市のこれまでの取り組みを振り返り、未来を展望する公開講座「石巻で学ぶ」を3月16日、専修大学神田キャンパス(東京都千代田区)で開催しました。
△開会式の様子
△開会の挨拶をする 理工学部長 阿部知顕教授「1部 復興の記録」では、みやぎ東日本大震災津波伝承館(石巻市)で解説員として活動する佐藤さんが、自身の被災経験や解説員の仕事について講演しました。
小学2年のときに宮城県栗原市にある学校の体育館で被災した佐藤さんは、「大きな揺れに足を取られながら校庭に避難し、先生から配られた防寒具を着て家族の迎えを待った」と当時の様子を説明。「災害について経験したことや知ったことを周囲の人と共有することも伝承の一つの形」と話しました。また、解説員のやりがいを語り、「自分の解説が誰かの助けになればうれしい」と語りました。
△解説員と語り部の違いを説明する人間学部の佐藤さん
△解説員の活動について、写真を投影しながら紹介観光まちづくりが専門の庄子教授は、学生と取り組んできた石巻でのまち歩きツアーや竹こもれびナイトなどのイベントを紹介。まちづくりやモビリティを研究する梅山教授は、自動車開発の経験を題材に、若い世代がこれからの社会で活躍するためのヒントを示しました。2教授の講演では共通して、学生や地域の方とともに石巻を元気にする活動や、未来のまちづくりについて考える活動に組んでいることを紹介。石巻で学ぶ意義について「実践的な学びの場がある」と述べました。
△経営学部 庄子真岐教授
△震災時からこれまでの取り組みについて説明
△理工学部 梅山光広教授
△多くの参加者が聞き入っていました
△参加した大学生からは「防災における大学の役割」について質問がありました
△参加者の質問に答える佐藤さん当日の講座のアーカイブは、以下のリンクよりご覧いただけます。