2023.06.27 Tue
人間文化学科トピックス一覧
【人間文化学科】フレッシュマンセミナーで博物館見学!
6月16日(金)、人間文化学科の1年次科目「フレッシュマンセミナー」では、授業の一環として、石巻市博物館を訪れました。
博物館内は、「歴史文化展示室」、「毛利コレクション展示室」、「石巻にゆかりの先人たち」、「高橋英吉作品展示室」の4つの展示室で構成されています。とりわけ、歴史文化展示室では、「大河と海に育まれた石巻」をテーマに石巻市の通史を取り上げており、石巻市の歴史をよく知ることができます。3つの班に分かれて見学した学生の中には県外出身者もおり、石巻の歴史・文化に触れ、地域のことをより深く理解するとともに、博物館における情報収集を体験する良い機会になりました。
▲膨大な根付けコレクションの人気投票に参加する学生たち
▲学芸員の方々から、地形について説明を受けている様子
普段の生活ではなかなか触れることができない石巻の歴史・文化について、学芸員の方からの丁寧な解説により理解が深まる、充実した見学となりました。今回の博物館見学を通して得られたものを、今後の人間文化学科での学び、そしてその先の卒業研究に活かしていくことを目指します。
菅野 愛夏さん(人間文化学科1年次:九里学園高等学校出身)
震災前の石巻の様子や1000年くらい前のことについて知ることができました。また、プロジェクションマッピングや実際に使っていた道具なども見ることができて、当時を想像することができました。自分で見るだけでなく、説明してくれる学芸員の方がいてとてもわかりやすかったです。特に、毛利総七郎コレクションで、70年以上かけて10万点集めた根付のストラップが印象に残っています。1つ1つがちいさくて細かくて、きれいなものがたくさんあってすごいと思いました。素材は、ツゲの木・竹中心的で、象やイノシシ牙などがあって、モチーフは菊の花や犬・猿などの動物がありました。印象的だったのが一番人気の算盤で、ハートの形で本当に小さい算盤があってかわいいと思いました。
吉村 拓馬さん(人間文化学科1年次:寒河江高等学校出身)
石巻博物館の見学で1番印象に残ったのは、伊達政宗の朱印みたいなもので、私は戦国武将がとても好きで肖像画を見ただけでわかるぐらいハマっていた時期がありました。伊達政宗は東北で1番と言っていいほど有名かつ領地を広くもった武将で、その朱印が押せたことがとても嬉しくて楽しかったです。
人間文化学科1年次:(石巻北高等学校出身)
高橋英吉作の聖観音立像が、木で作られているのに全然木に見えない細かさでとても美しかったです。人間そのものの表情と細かく彫られた手や足、そして後ろにある背景のようなものが爪楊枝のような細さまでなっているなど、繊細な表現が素晴らしかったです。また、石巻の川が時を経て人の手によって整備されていた川なのだと知りました。川を伸ばすことはとても難しいことで、その苦労はすごいと思います。しかし、一生懸命に整備した川によって震災の時とても大きな被害が出でしまったことはつらいことだと感じました。
かつて石巻市には、石巻文化センターという博物館施設がありました。沿岸部にあった同施設は、2011年3月11日に発生した東日本大震災により、1階の学芸室や収蔵庫が被災しました。収蔵資料は、被災直後から文化財レスキュー事業により全国の博物館・美術館関係者の支援を受け、救出・保管・修復がなされ、後継の石巻市博物館に引き継がれることになりました。令和3年11月3日、新たな博物館施設として石巻市博物館が開館し、今では年間5,000人の来場者が訪れる博物館となっています。
博物館内は、「歴史文化展示室」、「毛利コレクション展示室」、「石巻にゆかりの先人たち」、「高橋英吉作品展示室」の4つの展示室で構成されています。とりわけ、歴史文化展示室では、「大河と海に育まれた石巻」をテーマに石巻市の通史を取り上げており、石巻市の歴史をよく知ることができます。3つの班に分かれて見学した学生の中には県外出身者もおり、石巻の歴史・文化に触れ、地域のことをより深く理解するとともに、博物館における情報収集を体験する良い機会になりました。
<参加者の感想>
震災前の石巻の様子や1000年くらい前のことについて知ることができました。また、プロジェクションマッピングや実際に使っていた道具なども見ることができて、当時を想像することができました。自分で見るだけでなく、説明してくれる学芸員の方がいてとてもわかりやすかったです。特に、毛利総七郎コレクションで、70年以上かけて10万点集めた根付のストラップが印象に残っています。1つ1つがちいさくて細かくて、きれいなものがたくさんあってすごいと思いました。素材は、ツゲの木・竹中心的で、象やイノシシ牙などがあって、モチーフは菊の花や犬・猿などの動物がありました。印象的だったのが一番人気の算盤で、ハートの形で本当に小さい算盤があってかわいいと思いました。
吉村 拓馬さん(人間文化学科1年次:寒河江高等学校出身)
石巻博物館の見学で1番印象に残ったのは、伊達政宗の朱印みたいなもので、私は戦国武将がとても好きで肖像画を見ただけでわかるぐらいハマっていた時期がありました。伊達政宗は東北で1番と言っていいほど有名かつ領地を広くもった武将で、その朱印が押せたことがとても嬉しくて楽しかったです。
人間文化学科1年次:(石巻北高等学校出身)
高橋英吉作の聖観音立像が、木で作られているのに全然木に見えない細かさでとても美しかったです。人間そのものの表情と細かく彫られた手や足、そして後ろにある背景のようなものが爪楊枝のような細さまでなっているなど、繊細な表現が素晴らしかったです。また、石巻の川が時を経て人の手によって整備されていた川なのだと知りました。川を伸ばすことはとても難しいことで、その苦労はすごいと思います。しかし、一生懸命に整備した川によって震災の時とても大きな被害が出でしまったことはつらいことだと感じました。
<石巻市博物館とは>