2023.04.13 Thu
研究TOPICS
「みやぎオリーブ銀鮭(仮称)」を初水揚げしました【研究】

本学では石巻市との地域連携事業により、石巻産北限のオリーブ由来の餌による銀鮭の海面養殖実証試験(令和5年3月1日~3月31日)を石巻市雄勝町の雄勝湾で実施し、令和5年3月31日に初めて水揚げ作業を実施しました。
当日は、多くの報道関係者(東北放送、仙台放送、宮城テレビ放送、産経新聞、石巻かほく、石巻日日新聞)が取材に訪れ、その反響の大きさが表れておりました。
TBC東北放送のニュース映像はこちら
理工学部生物科学科の角田出教授は、水温が低温や高温下でも餌食いが良く成長の遅れがない病気や環境変化に強い魚を育てるため、魚の餌の嗜好性に加え消化・吸収・代謝能力などを考慮したオリーブ由来の餌の開発を進めています。
当日は、多くの報道関係者(東北放送、仙台放送、宮城テレビ放送、産経新聞、石巻かほく、石巻日日新聞)が取材に訪れ、その反響の大きさが表れておりました。
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理工学部生物科学科の角田出教授は、水温が低温や高温下でも餌食いが良く成長の遅れがない病気や環境変化に強い魚を育てるため、魚の餌の嗜好性に加え消化・吸収・代謝能力などを考慮したオリーブ由来の餌の開発を進めています。
当日は、角田研究室に所属している理工学部生物科学科4年次生の菊地琢夢さんも参加しました。菊地さんからは、「実際の海面養殖魚の水揚げや水揚げした魚の加工工場を見学したのは、初めての体験でそのスケール感に感動しました。今回の海面養殖実証試験が、養殖事業者や加工事業者、石巻市や宮城県の関係者、ひいては、養殖魚の稚魚や餌の生産者に至るまで様々な関係者の協力のもとに成り立っていることを改めて認識しました。
卒業後の進路は、養殖魚の餌の開発に関われる仕事を目指していきたい。」とコメントしていただきました。
卒業後の進路は、養殖魚の餌の開発に関われる仕事を目指していきたい。」とコメントしていただきました。


水揚げの様子

水揚げの様子

報道関係者の取材に答える角田教授
水揚げ後の銀鮭はその日のうちにフィレに加工され、真空パックで冷凍保存されました。加工工場で確認した角田教授からは、銀鮭の肉(身)の色調は鮮やかな赤色で肉質はしまっており、オリーブ由来の餌の効果が見られました。今後、詳しい分析を行い、6月中旬以降に報告会を開催し、研究成果として報告していきたい旨が述べられました。
また、5月5日(金)午前10時から「道の駅硯上の里おがつ」において、今回、試験養殖されたみやぎオリーブ銀鮭(仮称)の試食と頒布会を計画しております。今後、詳しい日程が決まりましたら、随時、ホームページでお知らせいたします。
また、5月5日(金)午前10時から「道の駅硯上の里おがつ」において、今回、試験養殖されたみやぎオリーブ銀鮭(仮称)の試食と頒布会を計画しております。今後、詳しい日程が決まりましたら、随時、ホームページでお知らせいたします。
▼生簀内の給餌の様子と水揚げの様子の動画