2023.04.05 Wed
人間文化学科トピックス一覧

【人間文化学科】公立中学校で英語教員をしている卒業生が特別講座
~教員採用試験合格を目指して~

3月20日(月)、人間学部人間文化学科では、卒業生の石澤雅法さん(宮城県蔵王町立円田中学校勤務)を迎えて教員採用試験に向けた特別講座を開催しました。

ishizawa② ▲特別講座の様子   
ishizawa④▲講師を務めた卒業生の石澤さん
石澤さんは、本学を2019年3月に卒業。
在学中は、長谷川香子ゼミに所属し、英語の構造や英語音声学などを学びました。

2019年4月に母校の日本大学東北高等学校に英語教員として赴任した後、仕事をしながら教員採用試験合格に向けて勉強を続け、見事、2021年に宮城県教員採用試験(中学・英語)に合格。2022年4月から円田中学校の英語教員として勤務しています。
講座は、対面とオンラインのハイブリット形式で行われ、4年次5名、3年次5名、卒業生4名が参加。石澤さんは、後輩たちへ教員採用試験に向けての心構えや勉強方法、二次試験対策や仕事と勉強の両立など、体験談をもとに多くのアドバイスを提供しました。
【石澤 雅法さんのコメント】
 母校から多くの教員が生まれて欲しいという気持ちがあり、今回、お引き受けしました。教員採用試験に向けてアドバイスをするということで、学生の皆さんに分かりやすく伝えることを意識して話しました。 今回の講義が皆さんにとって、少しでも教員採用試験に向けての参考となり、モチベーションの維持や向上、合格に向けての一助となれば幸いです。
学生の皆さんには、今しかできないことを楽しみながら、多くの感性を育み、視野を広げ、自身の目標を見失うことなく努力し続けて欲しいと思います。変化の激しい時代ではありますが、いつの日か同じ現場で働くことができるのを楽しみにしております。 
ishizawa③▲オンラインでも実施しました 
ishizawa①▲後輩へ体験談をもとにアドバイス
【受講した学生のコメント】
 卯野 由香夏さん(人間学部人間文化学科4年次・宮城県明成高校出身)
教員採用試験についてのみでなく、働きながら勉強することの大変さ、教育現場で働く上で意識したほうがいいことなど教員として働く上で大切なことまで教えていただき、とても学びになりました。 私は、4月から講師として働きながら教員採用試験の勉強をするつもりですが、うまく勉強する時間が取れるのか不安でした。しかし、働きながら勉強する上で必要な心構えを学ばせて頂き、自分が甘い考えをしていたことを実感しました。より一層気を引き締めて、教員採用試験の勉強をしていこうと思いました。
【長谷川香子教授のコメント】
このたび、ゼミの卒業生で、現在、宮城県蔵王町立円田中学校で英語教員を勤めている石澤雅法さんに教員採用試験に向けて、試験全般の構成と内容、及び勉強の取り組み方についてお話いただきました。
講座では自分の経験を通しながら、学生の目線で、試験の対策と解答のポイント、また勉強方法の実例を懇切丁寧に解説、ご助言いただきました。さらに、勤務校における授業の様子や生徒さんたちとの交流、部活動指導、また、自分の感じる教師の資質についてもお話いただきました。
今回のこの講座は、本学の在学生と卒業生が教室での対面形式、あるいはオンライン形式で受講しました。石澤さんからは学生の置かれた状況や環境を踏まえた有意義なアドバイスを多くいただきました。受講者からは大いに質問が寄せられ、盛んな質疑応答がなされました。その様子を見ていると、受講した皆さんは、先輩の石澤さんから教員採用試験に対する勉強のコツを教示してもらっただけでなく、強いモチベーションと自信も与えてもらえたのではないかと実感しました。石澤君の今後ますますのご活躍と受講生皆さんの教員採用試験合格を心よりお祈りいたします。