2023.02.16 Thu
機械工学科トピックス一覧

【機械工学科】卒業研究発表会を開催(第2弾・自動車工学コース)

2月8日(水)、理工学部機械工学科自動車工学コースの卒業研究発表会が開催されました。
自動車4▲研究室ごとに発表
自動車1▲緊張感が伝わります
自動車工学コースの4年次生は、パワートレイン研究室(指導:川島純一教授)、知的材料創成学研究室(指導:三木寛之教授)、自動車工学研究室(指導:梅山光広教授)のいずれかの研究室に所属し、1年を通して特徴ある研究を進めています。
発表は研究室ごとに行われ、それぞれ得意分野や個性をいかした発表が繰り広げられました。
自動車3▲研究内容を堂々と発表
自動車2▲質疑応答も活発に行われました
今年度の研究テーマは以下の通り
所属研究室 研究テーマ
川島研究室 エコラン競技大会用電気自動車の開発
・新コースの分析と対応策の検討
・車両の改造
・レース結果の分析
三木研究室 手作り自動車の改良・整備と省燃費競技大会参加について
・エンジン固定治具の作製
・ステアリング機構の改良
・レースマネジメントと今後の課題
梅山研究室 電動ゴーカート自動運転車の製作
<卒業研究発表を終えて>
松永 亮さん(機械工学科4年次・宮城県石巻北高校出身)
①卒業論文のテーマ・研究内容
テーマ:電動ゴーカート自動運転の製作
将来型モビリティとして、簡易な自動運転の成立可能性を検討しました。
電動ゴーカートの自動ステアリング車を製作し、成立の可能性と課題を見つける研究です。
具体的行った内容は以下の通りです。
・ステアリングの推力計算を行い、部品を選択
・自動ステアリング機構を設置するために3Dプリンタを用いて部品を制作
・回路、プログラムを組み上げて動作
・実走行をして評価、改善策を探る
②そのテーマを選んだ理由
これからの自動車は、自動運転が広がっていくと思うのでその仕組みを理解することと電子関係の部品を理解できると思ったので選びました。
③卒業研究で苦労した点
電動ゴーカート自動運転車製作にあたって、ベース車両から自動ステアリング機構の部品を一から作ること、位置決め、完成後の実走行などありますが、中でも一番苦労したのが、部品製作です。CADで設計して試作品を何度も作り失敗しました。しかし、そのたびに改善して、より良いものに仕上がりました。
④卒業後の目標
私は、自動車整備士として働くことになるのでユーザーさんの車を安心・安全に整備できるようになりたいと思います。まずは、2級自動車整備士の資格試験に合格できるように頑張りたいと思います。
自動車6▲実走行の様子