2021.10.26 Tue
人間教育学科トピックス一覧

【人間教育学科】山形県鶴岡市の「致道館」と「致道博物館」を見学

 令和3年10月19日(火)及び20日(水)の2日間にわたり、人間教育学科の4年次生4名が、授業科目『人間教育研究Ⅱ』(担当:笹原英史教授)の一環として、山形県鶴岡市にある旧庄内藩の藩校「致道館(ちどうかん)」と「致道博物館(ちどうはくぶつかん)」を見学しました。

 今回見学した「致道館」は、庄内藩 酒井家9代忠徳(ただあり)が、退廃した土風を刷新して藩政の振興を図るために文化2(1805)年に創設した学校であり、昭和26(1951)年には国の史跡に指定され、昭和47(1972) 年から一般公開されています。
 この「致道館」は、今の「小学校」から「大学・大学院」にあたる5つの学制をとっており、「天性重視個性伸長」と「自学自習」、「会業の重視」を特徴とし、学習をしていた様子を学びました。

 学生たちは、「致道館」の近くに昭和25(1950)年に設立された「致道博物館」も見学し、博物館内の旧警察署庁舎や旧役所から当時の社会の雰囲気を肌で感じ取ることができました。

 今回の見学を通して、近世日本の学校教育教材(四書五経、読本)や学校建築・仕様、明治期の教育資料や文献(教科書、掛図)等を間近に見ることができ、今後、学生がそれぞれ行う課題発表(卒業研究)のテーマ設定・考察の一助となりました。

※本授業は、新型コロナウイルス感染症の対策を徹底した上で実施いたしました。
     
DSC00995致道博物館内の「旧鶴岡警察署庁舎」前で記念撮影
DSC00999警察署庁舎内で取り調べの様子を学生同士で再現
DSC01012どういった場所に「致道館」が創設されたか昔の地図を見て考察
DSC01008「致道館」の入り口