2021.10.22 Fri
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【図書館】学生コレクション展示第二段「縄文土器と石器」

図書館では、前回7月の学生コレクション「御朱印帳」の展示に続く第二段として、「縄文土器と石器」の展示を行っています。
今回の「縄文土器と石器」は、理工学部生物科学科3年の平田智士さんの提供によるものです。実家のある山形県の村山市内には縄文時代の遺跡が多数あり、実家の近くにも「ハバ遺跡」というものがあり、そのせいか田畑を耕耘する際などに土器のかけらや石器がよく見つかるそうです。曾祖父の代からせっせと集めてきたものが、たくさんあるので提供を申し出てくれました。
来館した人が見やすく理解しやすいようにと、平田さんは展示物の並べ方やそれらの説明書きなどもすべて自ら行いました。朝から丸1日がかりで作業を行うほどだったため、心配した友人が途中で応援にかけつけるほどでした。陳列にこだわった理由を本人に訊くと、「少しでも多くの人に村山市のことやハバ遺跡のことを知って欲しいからです」とのことで、郷土愛がつまった展示になりました。

折しも今年の7月、青森県の三内丸山遺跡を中心とした縄文時代の遺跡群「北海道・北東北の縄文遺跡群」がユネスコの世界文化遺産に決まり、今縄文時代が注目されています。
「縄文土器と石器」の展示期間は、11月末までの1ケ月程度を予定しています。関連図書も陳列していますので、是非ご来館ください。

なお、図書館では、今後も学生や教職員のコレクション展示を続けていきますので、これはという秘蔵品をお持ちの方はスタッフまでお知らせください!
平田と全体
アップ
品もの全体
作業二人
陳列1