2021.05.21 Fri
生物科学科トピックス一覧

【生物科学科】角田教授が水産高校で講演&食べ比べ「オリーブの餌で銀鮭の味はどう変わる?」

 令和3年5月18日(火)、宮城県水産高校で理工学部生物科学科の角田出教授が「餌の工夫で養殖魚の品質はここまで変わる」をテーマに講演を行いました。

角田教授▲講演する角田教授
講演の様子▲水産高校内で行われた講演の様子
 講演後、参加した生徒たちは銀鮭とヒラメの官能評価を体験。石巻産のオリーブの実や葉などを餌に混ぜて育てた「オリーブ銀鮭」と市販の銀鮭を食べ比べ、匂いや歯ごたえなど様々な角度から違いを感じ取りました。
魚 説明▲角田教授が開発を進める「オリーブ銀鮭」
食べ比べ▲違いを五感で感じ取る生徒たち
 また、大分産ブランド魚「かぼすヒラメ」と一般的なヒラメの食べ比べも行われ、生徒たちは、しゃぶしゃぶに調理されたヒラメを味わいながら、味や香りの違いを評価表に記入しました。
ヒラメしゃぶしゃぶ▲2種類のヒラメをしゃぶしゃぶ
食べ比べ2▲食べ比べに挑戦!
 角田教授は、2019年から「地域特産オリーブを活用したオリーブ銀鮭の開発」に取り組んでいます。石巻地域で栽培されたオリーブ(北限のオリーブ)を混ぜた餌を開発し、それを用いて養殖した高品質の銀鮭を「石巻発オリーブ銀鮭」としてブランド化することを目指しています。
 今回、食べ比べに使用した銀鮭とヒラメの調理は、本学卒業生(角田研究室出身)の内山智史さん(日本料理e.(仙台市)勤務)にご協力いただきました。
卒業生の内山さん▲調理は卒業生の内山さんが協力
栽培漁業自習上▲「オリーブ銀鮭」を養殖する水産高校の施設
<関連サイト> YouTube ▶オリーブ銀鮭!?地域特産を活用した新たな取り組み