2021.05.17 Mon
情報マネジメント学科トピックス一覧

【情報マネジメント学科】仙台港で物流を学ぶ

 5/11(火)、経営学部 渡邊 壽大ゼミナールの学生が、仙台港区の太平洋フェリー(株)を訪問し調査を行いました。
仙台港実習1▲フェリーの大きさに驚く学生
仙台港実習2▲メモをとりながら真剣に聞いています
仙台港実習3▲ざっくばらんに質問に答えていただきました
 ドライバー不足により国内物流の維持が困難になりつつあります。そこで、トラックによる陸上輸送からフェリー/RORO船による海上輸送へのモーダルシフトが求められていますが、モーダルシフト実現のための課題がどこにあるのか、インフラ面、法規制面、物流関係の人材の過不足といった面から調査するため太平洋フェリー様を訪問しました。
 このことについて、太平洋フェリー(株)取締役/東北支店長 浜本さまより、ゼミナールで事前に依頼した質問について、仙台港フェリーターミナルの屋上から、苫小牧港へ向かうために停泊していた「きたかみ」へトラックシャーシを載せる荷役の現場を見ながら、回答をいただきました。
 仙台港ではシャーシ置き場が非常に不足していること、物流業界全般として若い人の採用に苦労していることから、インフラ面、人材面いついて課題があることがわかりました。
 また、太平洋フェリー(株)は他のフェリー会社と比較すると相対的に旅客事業のシェアが高く、新型コロナウィルス感染症による経営への影響が大きかったことなど説明を受け、多くの課題について理解を深めました。
【参加した学生のコメント】

■今野 大輝さん(経営学部経営学科3年次・宮城県岩出山高校出身)
父が運送関係の仕事をしていることがきっかけで、運送業のことをもっと知りたいと思い、渡邊ゼミナールに入りました。
昨年は、コロナウイルス感染拡大の影響で学外実習に行くことができず大変残念でした。今回初めて参加することができ、開催していただいた渡邊先生や企業の方に感謝しています。
学外実習では、貨物船への荷積み作業を実際に見ることができただけでなく、働いている方に質疑応答できる貴重な機会があったので、多くの疑問を解決することができました。
将来は、運送関係の会社を起業したいと考えています。そのために、税法や税務会計などお金の流れを理解できるような授業を積極的に履修し、経営に必要な知識を取得しています。今回の実習も夢の実現に向けて大きな糧となりました。
唯一残念だったのが、密を避けるため船内に入ることができなかったことです。来年、コロナウイルス感染が収束していれば、船内にも入ってみたいと思っています。

■高城 豊久さん(経営学部経営学科2年次・宮城県東陵高校出身)
入学前から経済学に興味があったので、経済に深く関わるインフラについて学びたいと考え、渡邊ゼミナールを選びました。
今回、初めて物流の現場を見て、まず、シャーシの台数の多さに驚きました。
燃料費だけで年間30億円の経費がかかるなど、フェリー事業の実態を知り、「利益はどのくらいなのか」「新型コロナウイルスでの影響はあったのか」「他の企業と比較してみたい」など様々な疑問と興味が湧きました。
貿易取引でのお金の流れについて関心があるので、今後は語学にも力を入れ、視野を広げたいと考えています。