2020.10.28 Wed
理工学部TOPICS

【生物科学科】えっ、ボスザルっていないの!?

みなさん、動物園で一度は「サル」を見たことがあると思います。

そして、サル山のてっぺんに君臨している「ボスザル」。

強そうですよね。

実は、野生では「ボスザル」はいない※と今、研究者は理解しています。

えっ、そうなの!? と思ったそこのあなた。

学びは「知りたい」という好奇心から始まります。

本学生物科学科 辻大和 准教授が、ラジオに出演。

放送終了後には、ラジオで語られた内容がブログに掲載されました。

是非、ご覧ください。

サルの社会にボスはいない!?〜ニホンザルの新常識〜

こちらからご覧いただけます。


※私は「ボスザルはいない」という言葉を、サルの社会に人間社会でいう「ボス」的なふるまいをする個体はいない、という意味で使っています。群れの個体間には順位があり、「一番強いオス」というのは確かに存在します。ただ、群れの行き先を決める、外敵から群れのメンバーを守る、ケンカの仲裁をする、といった行動(これが人間でいうところの「ボス」的なふるまいですね)はみられません。そのため、私たちはボスという言葉を使うのを止めて、より中立的な表現「αオス」と呼ぶようになりました。