2016.07.01 Fri
図書館TOPICS
「星の王子さま」朗読会 (2)
テイラー文庫の中の一冊である「星の王子さま」をフランス語、英語、日本語で味わう時間(2)が6月30日に開催されました。学生、教職員、市民の皆様25名ほどが集まり楽しい夕べを過ごしました。解説は前回に続き、フランス文学を専門とされる図書館長大谷尚文教授。日本語朗読は、本学経営学部4年齊藤遥香さんでした。齊藤さんは今年9月に交流事業としてテイラーさんの母校ランドルフ・メーコン大学(米・バージニア州)を2週間訪問する予定です。
大谷教授は、「星の王子さま」の中で主要な役割を演じているキツネや惑星、バラ、井戸、砂漠などについて触れ、その語源や意味を詳しく紹介し、また物語の奥に潜むメッセージも解説されました。
フランス語の原文から、たとえば、キツネは語源をたどると“強い忠告”の意味があり、知識の木を象徴するリンゴの木の下で、王子さまはキツネに出会います。また、フランス語には二つの“さよなら”があり、「星の王子さま」では語源を“神に推薦します”という意味から派生した永遠の別れの“さよなら”が使われているそうです。“星には花があるから美しい、砂漠には井戸があるから美しい、家には宝があるから美しい。しかし、それらは目に見えません。大切なものは目に見えません。だから美しいのです。”と大谷先生。


大谷教授は、「星の王子さま」の中で主要な役割を演じているキツネや惑星、バラ、井戸、砂漠などについて触れ、その語源や意味を詳しく紹介し、また物語の奥に潜むメッセージも解説されました。
フランス語の原文から、たとえば、キツネは語源をたどると“強い忠告”の意味があり、知識の木を象徴するリンゴの木の下で、王子さまはキツネに出会います。また、フランス語には二つの“さよなら”があり、「星の王子さま」では語源を“神に推薦します”という意味から派生した永遠の別れの“さよなら”が使われているそうです。“星には花があるから美しい、砂漠には井戸があるから美しい、家には宝があるから美しい。しかし、それらは目に見えません。大切なものは目に見えません。だから美しいのです。”と大谷先生。

