2018.04.24 Tue
人間学部TOPICS
【教育】人間文化学科「特殊講義Ⅱ」講師にISHINOMAKI2.0 松村豪太代表理事
テーマ「石巻発・世界行-新しいモデルをここから広めるために」
毎週木曜日2限に開講している人間文化学科の「特殊講義Ⅱ」。4月19日は、一般社団法人ISHINOMAKI 2.0の代表理事松村豪太氏を講師にお招きして「石巻発・世界行-新しいモデルをここから広めるために」をテーマに講義が行われました。
松村氏は、東日本大震災後の2011年5月に一般社団法人ISHINOMAKI2.0を設立。「世界で一番面白い街を作ろう」を合言葉にコミュニティスペース「IRORI石巻」や地元住民とボランティアらが交流する「復興バー」などの様々なプロジェクトを企画しています。
昨年夏に開催された芸術祭「Reborn-Art Festival」の実行委員会事務局長も務めており、課題山積の石巻を世界のモデルになるような魅力ある町へとバージョンアップさせようと多岐にわたる事業を展開しています。
講義の中で、松村氏は受講生に「これまで暮らしてきたまち(市町村)」についてのスピーチを課し、学生たちは自分の出身地について説明しました。
自分が暮らしてきたまちでも知らないことが多いことを学生たちに実感させた松村氏は、あまり知られていない石巻市本来の魅力を披露。震災後、石巻で活躍しているローカルベンチャーの取り組みを紹介し、様々な人たちのアイディアによって石巻がおもしろいまちに変化していることを伝えました。
「特殊講義Ⅱ」は、英語の専門科目として、学外の講師がオムニバス形式で講義を担当。
社会における英語の必要性や活動の現場について語ってもらうとともに、ワークショップなどを通してその活動の一端を体験学習する機会を設けています。
【関連サイト】ISHINOMAKI2.0
【受講した学生の声】
■遠藤健太さん (人間文化学科4年次・宮城県塩釜高校出身)異文化コミュニケーションに興味があり、受講しました。
照明もないガレージだった場所を「石巻工房」(ローカルベンチャー)と世界的に有名なアメリカの家具メーカーハーマンミラーの職人たちが協力して改修し、「IRORI石巻」として生まれ変わったという話が印象的でした。
ローカルベンチャーの取り組みは素晴らしく、地域を盛り上げるには行動力と熱意が必要だと実感しました。
■及川大輝さん(人間文化学科4年次・宮城県柴田高校出身)
3年次に特殊講義Ⅰを受講。普段の授業では学べない、経験豊富な学外の方からお話を聞ける貴重な機会なので特殊講義Ⅱも受講しました。
石巻に住んで4年経つのに、今回初めてローカルベンチャーの活動を知り、石巻を盛り上げようと頑張っている方がこんなに多くいることに驚きました。
「おもしろいまちにしよう!」とイベントなど、地域を盛り上げる取り組みを多くされているそうなので、自分も積極的に参加して地域に貢献したいと思いました。

