2019.07.16 Tue
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【人間教育学科】近藤教授の作品がバンクーバーの音楽祭で演奏されました

 人間学部人間教育学科の近藤裕子教授が石巻の桜の名所にもなっている日本庭園「本家秋田屋」(石巻市立町2丁目)の樹齢100年余りの桜の木をテーマに「《緑蔭 Ryokuin》~尺八と箏のための~」を作曲、6月7日、カナダ・バンクーバーで開催された音楽祭で披露されました。(2018年日本初演)
演奏家▲「緑蔭」を作曲した近藤教授(右)
VICOポスター▲VICO音楽祭のポスター
 近藤教授の作品が演奏されたのは、Vancouver Inter-Cultural Orchestra(VICO・ビーコ)が主催する音楽祭の一環として行われた日本とカナダの交流演奏会です。
 近藤教授はこの音楽祭に招聘され、日本の伝統文化や日本の楽器の音色の魅力などを発信しました。
 VICOは、民族や言語が多様なカナダ・バンクーバーで、さまざまな民族楽器を中心にクラシック音楽と融合した演奏活動を国内外で行っています。
 「《緑蔭 Ryokuin》~尺八と箏のための~」の演奏は、箏が現在ニューヨーク在住のマクイーン時田 深山( Miyama McQueen-Tokita)氏、尺八はオランダ・アムステルダム在住のハリー・スターレヴェルト(Harrie Starreveld)氏で、いずれも世界的に著名な演奏家です。
リハーサル▲演奏したマクイーン時田 深山氏(琴)と
ハリー・スターレヴェルト氏(尺八)
 また、6月9日には、近藤教授作曲のピアノ曲、アイ・エクスペリエンス《輝波、コラール》Glittering Wave, Choral from “Eye Experience”も演奏され、近藤教授はこの音楽祭で、東日本大震災をテーマにした曲を作ったカナダの作曲家など、国内外で活躍する多くの作曲家や演奏家と交流を深めることができました。

【関連サイト】石巻かほく[近藤さん、石巻・本家秋田屋の庭園を曲に カナダで来月披露