2019.10.04 Fri
理工学部TOPICS
【機械工学科】「手作り自動車省燃費競技大会」で山本研究室2連覇達成!
令和元年9月14日(土)、宮城県運転免許センターで行われた「第30回手作り自動車省燃費競技大会」に理工学部機械工学科の山本憲一研究室が参加。「山本2017改Ⅱ」と「張りぼて憲ちゃん号」の2台で出場し、「山本2017改Ⅱ」が見事優勝、2連覇を果たしました。

(前列中央:山本憲一教授)

山本研究室4年次の小松大貴さんと高橋宏和さんは、4月から半年間かけて、昨年優勝した車両に配線やスイッチを追加した「山本2017改Ⅱ」と、紙と竹ひごを使用し大幅な軽量化を図った、外装重量約8Kgの「張りぼて憲ちゃん号」の製作に取り組んできました。
残念ながら「張りぼて憲ちゃん号」は、練習走行中に車両不具合が発生し、本レースでの走行ができませんでしたが、「山本2017改Ⅱ」は、燃費337.3km/ℓと昨年の記録(燃費314.4km/ℓ)を大幅に更新し、好成績で優勝することができました。


【学生のコメント】
小松 大貴さん(理工学部機械工学科4年次・宮城県仙台育英学園高校出身)「張りぼて憲ちゃん号」は、できるだけ軽く、他のチームが作らないようなものにこだわりました。ボディの骨組みは、竹ひごを1本1本曲げて、手で組んだので、かなり時間がかかりました。
当日は、「張りぼて憲ちゃん号」のドライバーを務めましたが、テスト走行中に”ガチャ”と音がして直結クラッチ部品が外れてしまい、本レースに出場できなくて残念でした。
半年間、ワンツーフィニッシュを目指して取り組んできたので悔しい思いはありますが、次は、「自動車整備士2級取得」と「整備コンテスト優勝」という目標に向かって気持ちを切り替えて頑張ります。
今回のトラブルの原因をしっかり分析して、次、後輩たちにリベンジしてもらいたいです。
高橋 宏和さん(理工学部機械工学科4年次・宮城県石巻西高校出身)
「山本2017改Ⅱ」の記録が予想以上に伸びたので驚いています。目標タイムをキープして、安定した走りが出来たのが良かったと思います。ドライバーを引き受けてくれた岩瀬君の運転技術も素晴らしかったです。
「張りぼて憲ちゃん号」は、製作過程で大学院生の先輩から指摘された点を修正しきれず、点検が不十分だったことが不具合の原因かなと感じています。
卒業後は、車両のボディ製造に関する仕事に就く予定です。今回、一から車両を製作し、フレームの強度や設計についての知識を深めることができたので、将来に活かしたいと思います。
岩瀬 諒さん(理工学部機械工学科4年次・岩手県専修大学北上高校出身)
まずは、安全第一を心掛け、練習の時から真剣に取り組みました。運転に興味があるので楽しかったです。
レース中は、最後まで他のチームの記録がわからないので不安でしたが、終始マイペースで落ち着いて走ることができました。優勝できてよかったです。
私は、機械システムコースに所属しているので、今回、自動車工学コースの先生方や先輩と話す機会が持てたこともとても良い経験になりました。様々なことを教えていただき、新たな知識が増えました。