2019.10.29 Tue
経営学部TOPICS
【教育】今年度開講「データコーチング演習」スタート
~初回講師は「スマートコーチ」の生みの親・ソフトバンク株式会社池田昌人氏~
10月24日(木)、5号館MM教室において、特殊講義Ⅷ「データコーチング演習」の初回授業が行われました。今年度、新たに開講した本科目の対象は、経営学部の硬式野球部に所属する学生。
学生たちが、ソフトバンク株式会社(以下、ソフトバンク)が提供するICTを活用した遠隔指導アプリ「スマートコーチ」を使って、コーチングを学び、石巻圏域にある中学校の部活動指導を行う、産学官連携による地域課題解決に向けた本学ならではの授業です。


池田氏は、今年9月に本学の客員教授に就任。本学において本授業の他、キャリア教育等の講義も担当し、本学の教育の向上に幅広くお力添えをいただいています。
授業では、池田氏が「スマートコーチ」の基本機能の他、開発の経緯や開発に至るまでの思いなどを説明した後、受講した硬式野球部員12名が4名ずつ、3グループに分かれ30分間ディスカッション。「スマートコーチ」の機能を使った新しい部活動支援の活用方法について検討しました。
その後、各グループが考案した「具体的な指導のプランニング」を発表。発表したプランの中には、実現性が高いと池田氏から好評を得た画期的なアイディアもあり、学生たちにとって主体的にコーチングを捉える貴重な機会となりました。


《シラバス》特殊講義Ⅷ(データコーチング演習)
【受講した学生の声】
◆盛藤 城 さん(経営学部経営学科3年次・福島県福島西高校出身)今年2月に「スマートコーチ」を使って中学生に実技指導しましたが、言葉だけで伝える遠隔指導はとても難しく、自分のスキル不足を実感しました。
今回のディスカッションも最初、自分の考えをまとめるのが難しかったのですが、相手が何を求めているかを具体的に考えながら企画を出しました。
このような学びは、中学生に野球の楽しさを伝えることだけでなく、自分の知識と技術向上にもつながるので、真剣に取り組んでいきたいと思います。
◆本間 琉斗 さん(経営学部経営学科2年次・山形県山形城北高校出身)
昨年末に母校(高校)を訪れた際、野球部のコーチの方から後輩の指導を頼まれました。その時は、自己流で教えたので指導方法に自信がなく、将来コーチになることは考えていませんでした。
今回、コーチングについて新たな知識を得たことでコーチとして技術指導することに興味が湧き、将来の選択肢として考えてみようかなという気持ちになりました。
池田さんのお話で特に印象的だったのは「指導対象をはっきりさせることの大切さ」。
遠隔指導でも説得力のある技術指導ができるように、これからしっかり学んでいきたいと思います。
【関連サイト】ソフトバンクグループCSR REPORT 2019

- ICTを活用した部活動支援(石巻専修大学×石巻市立山下中学校)
- ICTを活用した部活動支援、実証実験の報告会を開催 (石巻専修大学×石巻市立山下中学校)