2020.01.28 Tue
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【人間文化学科】クリエイティブな授業「音楽文化論」オリジナル作品制作

 人間学部人間文化学科3年次の授業「音楽文化論」(担当:近藤裕子教授)では、毎回、多種多様な音楽表現に触れ、音楽的思考や創造力を磨く演習を行っています。
 1月23日(木)には、「インストでイメージできる「映像」や「言葉」を集める、創る」をテーマに、学生たちが約1か月かけて制作した作品を発表しました。
音楽文化論▲授業の様子(音楽指導室にて)
学生たちは、5号館1階の音楽指導室で、ひとりひとり、個性をいかしたオリジナル作品を披露。
自分の趣味趣向で考えたコンセプトに基づき、「お気に入りの景色や場所で撮影した写真」と、「そのイメージに合ったインストゥルメンタル(歌の入らない楽器の演奏だけ)の曲」、「自分の心情をまとめたエッセイ」の3つを組みあわせて作り上げた『作品』を紹介しました。

本授業は、人間文化学科の専門教育科目。学生の価値観を重視した様々なクリエイティブな取り組みを通して、柔軟な発想力を鍛えています。
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【受講している学生のコメント】

■馬場 玲花さん(人間学部人間文化学科3年次・宮城県石巻市立桜坂高校出身)
ファンアートのひとつと捉えて、好きなアニメのキャラクターの心情を考えて制作してみました。

自分の思いを形にするのは、楽しくもあり、難しくもありましたが、今回の取り組みで自分自身を表現する方法を深く学べました。人と違うことを恐れずにこれからも個性豊かな自分を追求していきたいと思います。
馬場玲花さん
■村上 崚介さん(人間学部人間文化学科3年次・宮城県仙台東高校出身)
普段全然写真を撮らないのですが、通学途中の風景が日によって見え方が違うので撮ってみようと思いました。
雲が多くて太陽が出ていなくても明るい日があったり、微妙な光と影のコントラストが気になったり、何気ない日常でも意識してみると様々な風景に出合えます。「黒が多くても、少しの白を大事にしたい」という気持ちを表現しました。

この授業が今まで気がついていなかったものを気づかせてくれました。
村上 崚介さん
■相澤 吉彦さん(人間学部人間文化学科3年次・宮城県仙台育英学園高校出身)
ラップの言葉の響きや韻を踏むという独特の世界が好きなので、「振動と浸透」をテーマに、あえて歌詞のあるBGM(ラップ)で表現してみました。
他の人の作品を観聴きし、興味・関心や芸術の表現方法が多種多様であるということがわかり、とても刺激を受けました。

エッセイでは文章を「削ぎ落とす」ことを学びました。この経験を今後、自分の創作するラップにいかしたいと思います。
相澤 吉彦さん